2014 Fiscal Year Annual Research Report
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24592742
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
森村 尚登 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20239685)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 隆久 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00256075)
坂本 哲也 帝京大学, 医学部, 教授 (40365979)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 毛細血管再充満時間 / ショック / パルスオキシメータ |
Outline of Annual Research Achievements |
Q-CRT測定の際の検者間の高い再現性を実現することを目的に、測定する指周囲に装着して空気による一定の陽圧で測定する指圧迫機構を開発し試作機を作成した(特許出願中)。 次にこれを用いて集中治療室入室症例のQ-CRTの232波形について解析した。その結果、乳酸値やBase deficitとQ-CRTとの統計学的な関連を認めなかった。今回の対象症例の乳酸値がいずれも正常範(2 mmo1/1以下)であったことに起因すると考察している。 また、圧迫により発生した近赤外光と赤色光の差分の幅(ΔAb)に係わる検討を行った。ΔAbと乳酸値との関連性についても検討し、ΔAb>0.06 が高い感度と特異度で2.0 mmol/l以上の乳酸値を予測することがわかり、国際学会で報告した(Resuscitation Science Symposium 2014)。 先行研究結果と本研究による知見を併せて英文論文を作成し(タイトル名:Quantitative capillary refill time (Q-CRT): A novel technique for CRT measurement with excellent diagnostic accuracy for high blood lactate levels in critically ill patients)、Emergency Medicine Journal誌に掲載された(Emerg Med J. 2015;32(6):444-8.)。
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Research Products
(2 results)