2012 Fiscal Year Research-status Report
実験的固有口腔の拡大から解析する舌接触補助床のデザイン
Project/Area Number |
24592904
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
鈴木 哲也 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (60179231)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 舌圧 / 舌接触補助床 / 摂食・嚥下障害 / 高齢者 |
Research Abstract |
本研究は舌接触補助床の機能的設計の指標を舌圧等から解析しようとするものである。本年度は舌圧測定システムの校正と筋電および呼気温との同時測定システムの検証を行った。舌圧計測にはシート状センサ(スワロースキャン、評価用試作品Ver.1.038、ニッタ)を用いることとした。本センサは厚さ約0.2mmで正中部に3カ所、側方部に2カ所感圧部を有している。ダイアフラム型ドライ真空ポンプを応用した荷重装置により、応答特性を調べた。本学の実習用有歯顎模型および無歯顎用模型にシーネを介して貼付し、5カ所すべてにおいてキャリブレーション可能であり、舌圧測定に十分な精度を有することが確認できた。 嚥下運動の開始時点をマーキングする指標として、鼻の呼吸気温の変化を測定するサンサを導入した。舌圧にこの鼻の呼気温度、さらに顎二腹筋の筋電図のデータを統合するためにPowerLabデータ収録システムを整備した。 実験的に摂食・嚥下機能を低下させるために咬合器上で咬合高径挙上用スプリントの製作方法と挙上量の影響、効果を検討し、タイプの異なるスプリントの形態を試案した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
最も有力な連携研究協力者の米国ハーバード大学へ留学により、技術的にも量的にもマンパワーが不足した。また、舌圧測定装置の製造メ-カーのサポートおよび製造停止に直面し、装置の納入が大きく遅れたことから研究の遅れにつながった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究の遅れを取り戻すため、同じ学科の画像解析処理に優れた准教授を研究分担者に新たに追加することとした。 有歯顎者の被験者に対して、咬合挙上用スプリントを装着させ、舌圧と筋電の測定から嚥下機能の低下を確認する。その後、数種の実験用PAPを装着させ、その後の舌圧等の変化を比較する。実験的PAPについては①口蓋部の厚みの違い、②臼歯部歯列の有無、③近遠心的位置の違いに着目して行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
該当なし
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