2013 Fiscal Year Research-status Report
デジタル歯科技工に顎顔面形態機能情報を付与する統合型3次元計測システムの開発
Project/Area Number |
24592923
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
野口 信宏 佐賀大学, 医学部, 客員研究員 (40284658)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 昌昭 佐賀大学, 医学部, 教授 (10145211)
重松 正仁 佐賀大学, 医学部, 客員研究員 (80398130)
檀上 敦 佐賀大学, 医学部, 講師 (80452712)
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Keywords | デジタル歯科技工 / CAD/CAM / 3次元計測 / 手術ナビゲーション / デンタルインプラント |
Research Abstract |
オプティカルトラッカー(POLARIS Vicra)を使用したソフトウエアを作成した。本装置による計測は、プローブ1本による3次元計測およびプローブ2本を用いた相対的3次元計測モードを有する。ただしアプリケーションの使い勝手や、プローブの大きさ等、実用レベルには至っていない。開発中の本装置についてはその概要と今後の計画について”デジタル歯科技工に顎顔面形態機能情報を付与する統合型3次元計測システムの開発”として2013年11月に顎顔面バイオメカニクス学会にて発表した。その後、ソフトウエアの改良を行っているところである。またプローブについては、複数化と精度を確保するため、passive markerのrigid bodyを追加購入し、これを用いて口腔内でも使用しやすい小型、先端角度付きのプローブを開発している。これらは特に口腔内の臼歯部に用いるためである。臼歯部に2本のプローブが同時に使用できるようにすることは、特にデンタルインプラントの術中リアルタイム位置決めに役立てるものである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
開発費を低減する必要があり、そのためソフトウエアの開発に時間がかかっている。 しかしながら進行は得られている。また臨床に用いるには法的問題も全くないとは言えず、手続きが必要である。
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Strategy for Future Research Activity |
ソフトウエアの開発を進めるとともに、実験を行う。2014年5月には診療室にトラッカーを設置して、ファントムモデルや歯列模型をもちいて法的に全く問題ない範囲で試験を行う予定である。また、ストレートエンジンハンドピースや直達内視鏡、小型ビデオカメラ等へrigidbodyをとりつけ実験を行う。
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