2012 Fiscal Year Research-status Report
affibodyを用いたセンチネルリンパ節転移細胞の蛍光イメージング
Project/Area Number |
24593040
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
土持 眞 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 教授 (20095186)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | センチネルリンパ節 / 蛍光イメージング / シンチグラフィ / 複合イメージング / 分子イメージング / 転移イメージング / 核医学 |
Research Abstract |
Affibody molecule (6kDa), Anti-HER2 Imaging agentはIgG結合ドメインの一部を改変して作製したタンパク質ライブラリーからHER2タンパク質に特異的に結合するものをスクリーニングして得られたタンパク質小分子である。タンパク質小分子利用のリンパ節転移HER2発現細胞のイメージングを実現するために、まず、機能性シリカナノ粒子を使用してHER2発現細胞特異的イメージングを試みた。シリカナノ粒子表面にグラフトされたPAMAM(G3)にHER2/ErbB2(D8F12) XP Rabbit mAbと、蛍光色素としてAlexa488 あるいはAlexa555を結合させた。HER2高発現細胞 SK-BR-3(ヒト乳癌細胞adenocarcinoma)HER2低発現細胞MDA-MB-231 (ヒト乳癌細胞adenocarcinoma)のイメージングを本ナノ粒子プローブを作用させ共焦点レーザー顕微鏡で観察した。細胞レベルでイメージングが可能なことが分かった。またflow cytometryにてHER2高発現細胞 SK-BR-3の蛍光強度の増強が認められた。またBALB/c/Crlj-nu/nu, female, 5week ヌードマウスを使用してHER2発現細胞のxenograftを行った。また舌へのHER2発現細胞の注入を行い、転移リンパ節の作製を行った。頸部リンパ節の腫大は確認できたが転移の形成については確認中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
HER2高発現細胞 SK-BR-3(ヒト乳癌細胞adenocarcinoma)HER2低発現細胞MDA-MB-231 (ヒト乳癌細胞adenocarcinoma)のイメージングをPAMAMデンドリマー結合抗HER2抗体にて蛍光を確認した。Affibody 蛍光結合の条件設定を行うことが出来た。現在BALB/c/Crlj-nu/nu, female, 5weekにおける安定した頸部リンパ節転移の形成が確保されていないため多少遅滞している。今後実験動物の個体数を増加させて安定した実験遂行状況にして行く。
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Strategy for Future Research Activity |
安定した動物実験結果を得るために本補助金研究以外の補助による実験動物専用ガス麻酔システム(イソフルラン専用混合ガス調節)の購入が可能となった。ガス麻酔濃度、流速を一定に調節可能な安定持続した吸入麻酔が可能となり同時に複数匹の実験動物に麻酔が可能である。イソフルランとエアーを正確に混合することが出来るために再現性の良好な麻酔が実施できる。今後実験動物の個体数を増加させて安定した実験遂行状況にして行く。1)BALB/c/Crlj-nu/nuマウスに頸部リンパ節転移を作成する。2)摘出センチネルリンパ節オートラジオグラフィによるRIの局在。3)オートラジオグラフィ:フルオロ・イメージアナライザーFLA2000(富士写真フィルム社)高精細イメージングプレート(IP)BAS-SR2040(富士写真フィルム社)を用いる。4)センチネルリンパ節RI集積量の定量測定:定量測定ではオートウェルガンマシステムARC-370M(アロカ)を用いる。RI集積量の定量測定。5)免疫組織染色施行病理組織所見の解析。6)倒立顕微鏡によるセンチネルリンパ節内転移細胞(EGFR2発現)のAlexa Flour488蛍光観察。7)免疫不全マウスのシンチグラフィは高性能の小型半導体ガンマカメラを使用してイメージングを行なう。8)免疫組織染色施行病理組織所見の解析。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
BALB/c/Crlj-nu/nu, female, 5week の動物購入、Affibody (Anti-HER2 Imaging agent)、99mTcフチン酸などのリンパ節転移形成およびγ線と蛍光の複合イメージング達成のための消耗品の購入費に充当する。
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