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2013 Fiscal Year Research-status Report

痛みとうつの相関関係~NPYを基点として~

Research Project

Project/Area Number 24593052
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

弦巻 立  新潟大学, 医歯学系, 助教 (10345522)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉川 博之  新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (20547575)
瀬尾 憲司  新潟大学, 医歯学系, 教授 (40242440)
Keywords神経ペプチド / 末梢神経障害
Research Abstract

本研究計画では、痛覚伝導系におけるNeuropeptide Y(NPY)および、その受容体の存在を明らかにし、末梢神経(三叉神経)損傷と精神的ストレスによるNPY発現と機能の変化をN中心に行うこととしている。
24年度から引き続き、三叉神経節におけるNPYとその受容体のmRNA発現を明らかにしてきたが、NPY mRNAならびに、Y1、Y2、Y5受容体mRNAの存在は明らかとなった。三叉神経切断モデルとコントロールの比較を行ってきたが、NPY mRNAの発現が増加傾向なことは明らかとなってきたが、受容体mRNAの発現変化についてはいまだ不確定なところが多く、引き続き検討を行っていく方針とした。また、タンパクレベルでの解析については、ELISAの予備実験をおこない、濃度など条件検討を行う段階である。
行動実験では、三叉神経損傷モデルでの接触刺激に対する疼痛忌避行動による解析を行っている。損傷側とコントロール側の比較では、多くの場合三叉神経損傷後からvon freyによる接触刺激の閾値が上昇の後に低下し、損傷の治癒過程で痛覚の変化があることが示唆されたが、動物の個体によっては全く閾値の低下を示さないものもあり、コントロール側に比し、閾値の変化に確実な有意差が認められるまでになるまで追加が必要になる可能性がある。今後も検討していく予定である。
今年度までで三叉神経損傷による痛覚感受性変化とNPYそのものの発現変化の概略はほぼつかめたので、今年度でNPY受容体と精神的ストレスに関しての更なる検討を行っていく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

動物実験施設の改築と引っ越しに伴い動物実験の遅れがでたため。

Strategy for Future Research Activity

精神的ストレスと末梢神経障害におけるNPYならびに受容体の関連を明らかにするため、神経障害モデル動物を用いてmRNAならびにタンパクの解析を進める。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

動物実験の予定がやや遅れているため。さらにタンパクの実験が検討段階でありそのための材料等を次年度に持ち越すため。
今年度は、動物実験施設も正常に稼働しているので動物実験を予定通り行い、タンパク解析にかかる試薬、抗体などに前年度からの繰越金を使く予定。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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