2015 Fiscal Year Annual Research Report
骨吸収過程における細胞膜マイクロドメインの機能的役割と制御機構の解明
Project/Area Number |
24593079
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岡安 麻里 東京大学, 医学部附属病院, 特任臨床医 (10610941)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須佐美 隆史 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (80179184)
矢野 文子 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80529040)
井口 隆人 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80587775)
羽毛田 慈之 明海大学, 歯学部, 教授 (90164772)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 破骨細胞 / lipid raft |
Outline of Annual Research Achievements |
歯の移動に必須な歯槽骨吸収で主役を担う破骨細胞の分化制御には、まだ多くの不明な点がある。近年、脂質異常症と骨粗鬆症との関連が報告され、破骨細胞分化における脂質の役割に興味が持たれている。 前年度に引き続き、In vitroにおける解析は、M-CSF/RANKL処理により、マウスの大腿骨および脛骨より得た骨髄細胞から破骨細胞を誘導しておこなった。遺伝子とタンパク質の発現は、RT-PCRとWestern blotting analysisで各々検討した。タンパク質の局在は、cytosol、total membrane、plasma membrane、細胞膜lipid raftに分画し解析した。さらに、破骨細胞の培養液上清および細胞自体に含まれる種々の破骨細胞マーカーを比較検討した。細胞膜lipid raftへ移行・局在に変化を一部のマーカーにおいて認めたが、細胞機能にどのような関与があるのかは不明である。
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