2012 Fiscal Year Research-status Report
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24593184
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Research Institution | Tohoku University |
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Principal Investigator |
大槻 久美 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 助手 (80546341)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 美華 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20305345)
川原 礼子 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40272075)
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| Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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| Keywords | 退院支援 / 訪問看護師 / 病棟看護師 / がん患者 / 大学病院 / フィードバック |
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| Research Abstract |
平成24年度は、第1ステップとして研究フィールドとなっている東北大学病院の地域医療連携センタ―が所有する過去5年間の退院支援記録から、患者背景（①性別、②年齢、③がん種別、④治療期（治療継続や経過観察する患者）・終末期別⑤支援期間（退院調整看護師が関わった期間）、⑥転帰状況（在宅、転院、死亡）、⑦連携先（訪問看護ステーション、往診医など）、⑧医療処置（継続して医療的管理が必要な処置の有無）のデータベースの作成が終了。
第2ステップとして、東北大学病院の地域医療連携センタ―の退院調整看護師に、がん患者の退院支援を多く依頼している8名の病棟看護師に対しプレテストとして、訪問看護師との連携の現状やフィードバック機能構築のための意見を聞くためのインタビュー調査を実施した。その結果を、公益財団法人ファイザーヘルスリサーチ振興財団より助成を受けて実施した、訪問看護師側からの東北大学病院と連携した退院支援に関する病院看護師との連携の現状や、フィードバック機能構築のための意見を聞いたインタビュー調査の結果も考慮しながら、既存文献を参考に病棟看護師に対し、質問紙調査を行うための質問項目を独自に作成。
第3ステップとして、第2ステップで作成した質問紙を、東北大学病院の地域医療連携センタ―の退院調整看護師と共にがん患者の退院支援を多く実施している6病棟から、その病棟内でリーダー的役割を果たしている看護師を病棟師長から推薦してもらい、合計48名の病棟看護師に対しアンケート調査を実施した。調査は留め置きによる自記式質問紙調査とし、調査票は個別封筒に入れてもらい回収した。現在は、アンケート調査の結果を分析し、実現可能なフィードバック機能を持った連携システム構築のためのモデルを検討中である。
なお、インタビュー調査やアンケート調査は実施に先立ち、東北大学大学院医学系研究科の倫理委員会の承認を得て実施している。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
研究計画の段階における平成25年度の予定では、東北大学病院内でがん患者の退院支援を多く実施している病棟看護師に対する質問紙調査と、平成23年度から24年度に公益財団法人ファイザーヘルスリサーチ振興財団より助成を受けて実施した、東北大学病院がある地域の訪問看護ステーションの看護師に対する東北大学病院看護師との連携に関する質問紙調査の結果の分析から実施する予定であった。しかし、フィードバック機能を持った連携システム構築のためのモデルの検討まで、研究分担者と研究協力者（東北大学病院の退院調整看護師）と共に検討ができた段階まできたため、当初の計画以上に進展していると考える。
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| Strategy for Future Research Activity |
平成24年度の研究結果（病棟看護師のインタビュー調査やアンケート調査）を、学会発表や論文投稿をしながら、より現状にマッチしたフィードバック機能を持った連携システム構築のためのモデルへと、訪問看護ステーションの看護師の意見も集約しながら検討していく予定である。そして、平成25年度は研究協力者に訪問看護師も参加してもらうため、より実践的な意見も取り入れられると考える。そして試験的に、東北大学病院内でがん患者の退院支援を多く実施している病棟と、訪問看護ステーションとの看護連絡票を使用した、訪問看護師から病棟看護師が実施した退院支援に対してフィードバックを実践し、このモデルの評価を行う予定である。
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| Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度使用額は、今年度の研究を効率的に推進したことにより発生した未使用額であり、平成25年度請求額と合わせ、平成25年度の研究遂行に使用する予定である。
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