2014 Fiscal Year Annual Research Report
屋根瓦方式アクションリサーチによる新任医療安全管理者の実践力強化プログラムの開発
Project/Area Number |
24593197
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
内田 宏美 島根大学, 医学部, 教授 (30243083)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
津本 優子 島根大学, 医学部, 准教授 (30346390)
福間 美紀 島根大学, 医学部, 講師 (40325056)
竹田 裕子 島根大学, 医学部, 助教 (60598134)
宮本 まゆみ 島根大学, 医学部, 助教 (80551746)
長田 京子 島根大学, 医学部, 教授 (90325051)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 医療安全管理者 / アクションリサーチ / 屋根瓦方式 / フォローアップ教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成24・25年度の取り組みに続き、島根県看護協会の協力を得て、医療安全管理者養成研修修了者のフォローアップのためのワークショップという位置づけで、アクションリサーチを実施した。 前年度までの取り組みで屋根瓦式アクションリサーチの効果は確認できていたので、平成26年度は医療安全推進体制整備に課題のある小規模病院の医療安全管理者を対象とした。医療安全管理者8名、ファシリテーターとして大規模・中規模病院の経験豊かな医療安全管理者4名、グループ内の相互コンサルテーションをファシリテートする教員3名が参加した。2グループ編成で、屋根瓦式の支援体制を作り、小規模病院の医療安全管理者が抱える課題の解決を相互のコンサルテーションと経験者のファシリテートによって支援する1回5時間程度の“屋根瓦式”のワークショップを、平成25年5月、7月、9月、11月に開催し、平成27年1月にまとめの報告会で総括した。 アクションリサーチの効果を測定するためのデータ収集は、島根大学医学部看護研究倫理委員会の承認後に、ワークショップ参加者には、任意で、匿名化した展開記録と実践の前後での①リスクマネジメント活動の実践度、②トップマネージャーのリーダーシップ、③コミュニケーションスキルの自己評価票の提供をもとめた。 8名の問題解決行動に至る経過は個人差が大きかったが、最終的には、8名全員が、アクションリサーチをとおしてPDCAサイクルを展開して具体的な実践による課題の解決を図ることができ、また、そのプロセスの展開の方法を腑に落ちて理解した。アクションリサーチ前後の8名分の①②③のデータを比較分析した結果、全項目得点および全カテゴリ得点について、事後の得点が高くなっており、一部は統計的にも有意差があった。 よって、メンバーを刷新して臨んだ今年度についても、前々年度、前年度同様、屋根瓦式アクションリサーチの効果が示唆された。
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Research Products
(4 results)