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2014 Fiscal Year Research-status Report

フェイスマッサージによる心身の反応と看護技術としての適用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 24593201
Research InstitutionUniversity of Miyazaki

Principal Investigator

大川 百合子  宮崎大学, 医学部, 准教授 (60270055)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 深井 喜代子  岡山大学, 保健学研究科, 教授 (70104809)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2016-03-31
Keywords看護技術 / フェイスマッサージ
Outline of Annual Research Achievements

本年度は20歳以上の健康な女性5名を対象に、前額部、眼輪筋、頬部へのマッサージ・押圧を実施し、生理的・心理的変化についてデータを収集した。マッサージ・押圧の前後で、血圧・脈拍は被験者全員がわずかに低下した。唾液アミラーゼは4名が減少し、1名が上昇した。唾液アミラーゼが減少した4名は、頬部のマッサージは中等度~強度の圧の方が“筋肉がほぐれる感じ”として心地よさを感じていた。押圧は軽度では物足らなさを感じ、中等度の圧の方が心地よさを感じていた。
唾液アミラーゼが上昇した1名は、前額部・眼輪筋のマッサージで“覚醒感”を感じていた。前額部や眼輪筋のマッサージ・押圧は眼精疲労の回復に効果があると考えられており、その効果が“覚醒感”につながったものと推察される。このことから顔面へのマッサージ・押圧は部位によって、ベースにあった不快の感覚から回復した際の反応として唾液アミラーゼ値が上昇する可能性があると考えられた。またこの被験者は軽度の圧でのマッサージで“母親から撫でられた感覚”を想起し、中等度の圧よりも“撫でる”程度の軽度の圧を好んでいた。1名ではあるが、顔面に触れる刺激が想起などの思考の「活性化」に影響を及ぼす可能性が考えられた。今後、フェイスマッサージ前後の前頭葉脳血流を測定していく予定であり、さらに詳細にフェイスマッサージが及ぼす生理的・心理的影響について検証し、看護技術としての適用の可能性を探っていく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

プレテストを幾つか進めているが、途中、病休しているため研究が中断している。

Strategy for Future Research Activity

被験者の募集を行う。フェイスマッサージによる自律神経系、内分泌系、免疫系、神経内分泌系の反応、心理的変化について測定していく。

Causes of Carryover

平成26年度は病休のため研究の遂行ができず、次年度まで研究期間を延長することになった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

被験者の募集を行い、フェイスマッサージによる心身の反応についてデータ収集を行う。

URL: 

Published: 2016-05-27  

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