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2013 Fiscal Year Research-status Report

安楽を提供する新しい看護技術「看護用のヘッドトリートメント」の開発

Research Project

Project/Area Number 24593228
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

室田 昌子  京都府立医科大学, 医学部, 講師 (80610641)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西田 直子  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (80153881)
岩脇 陽子  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (80259431)
山本 容子  京都府立医科大学, 医学部, 講師 (00321068)
北島 謙吾  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (30204887)
Keywords看護技術 / リラクセーション / 安楽
Research Abstract

本研究の目的は、安楽を提供する新しい看護技術として、臥位の対象者に実施できる「看護用のヘッドトリートメントプログラム」を開発することである。これまで坐位でのヘッドトリートメントが安楽の看護技術として有用であることはすでに明らかにしてきた。今回の目的は、臥位の対象者に実施できるプログラムを開発し、安楽の看護技術としての有用性を検証することである。本プログラムは、短時間で効果が得られ、多忙な臨床において取り入れることが容易で、実用化しやすい看護技術である。この看護技術を用いることにより、看護師は安楽を提供できる対象者を広げることができ、患者はより自分に合った方法で安楽の提供を受けることができる。
平成24年度は、臥位の対象者に実施できる「専門家によるヘッドトリートメントプログラム」を研究代表者等が作成した。京都府立医科大学医学倫理委員会で研究の許可を得た後、健常者を対象に、マッサージの専門家がこのプログラムを実施し、データを収集した。そして得られたデータを分析し、身体にどのような影響を及ぼすかについて、生理学的、心理学的指標を用いて明らかにし、安楽を提供する技術としての有用性を検証した。
平成25年度は、研究代表者等が「専門家によるヘッドトリートメントプログラム」を、看護師が業務の中で行える簡易なプログラムに編成し、「看護用のヘッドトリートメントプログラム」を作成した。健常者を対象に、看護師がこのプログラムを実施し、データを収集した。そして得られたデータを分析し、身体にどのような影響を及ぼすかについて、生理学的、心理学的指標を用いて明らかにし、安楽を提供する技術としての有用性を検証した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究実施計画通り、臥位の対象者に実施できる「専門家によるヘッドトリートメントプログラム」を作成した。そしてこのプログラムを、健常者を対象にマッサージの専門家が実施し、安楽を提供する技術としての有用性を検証した。
平成25年度は、「専門家によるヘッドトリートメントプログラム」を基に、広く看護師が業務の中で行える簡易なプログラムに編成し「看護用のヘッドトリートメントプログラム」を作成した。プログラムは研究代表者等が編成、作成にあたった。このプログラムを、健常者を対象に看護師が実施し、データを収集した。得られたデータを分析し、身体にどのような影響を及ぼすかについて、生理学的・心理学的指標を用いて明らかにし、安楽を提供する看護技術としての有用性を検証した。また、平成24年度に行った研究の成果の一部を、第33回日本看護科学学会学術集会において発表した。

Strategy for Future Research Activity

平成25年度に実施した、「看護用のヘッドトリートメントプログラム」を健常者を対象に看護師が行う研究では、対象者数が少なく、分析に不十分であった。従って、平成26年度は再度「看護用のヘッドトリートメントプログラム」を健常者を対象に看護師が行い、得られたデータを分析し「看護用のヘッドトリートメントプログラム」の安楽を提供する看護技術としての有用性を検証する。さらに、「看護用のヘッドトリートメントプログラム」を患者を対象に看護師が行い、安楽を提供する看護技術としての有用性を検証する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

平成25年度に実施した、「看護用のヘッドトリートメントプログラム」では対象者数が少なく、分析に不十分であった。従って、平成26年度は対象者数を増やし、「看護用のヘッドトリートメントプログラム」を健常者を対象に看護師が行い、得られたデータを分析し「看護用のヘッドトリートメントプログラム」の安楽を提供する看護技術としての有用性を検証する。また、生理学的指標として非侵襲的に末梢の血流を観察できる装置を導入するため予備実験が必要である。
「看護用のヘッドトリートメントプログラム」を健常者を対象に看護師が行う研究を行うにあたり、謝金や消耗品に使用する。また、生理学的指標として非侵襲的に末梢の血流を観察できる装置を用いて末梢血管内の血流量を計測するための予備実験の謝金や消耗品に使用する。また、得られた成果を発表するための費用として使用する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 臥位でのヘッドトリートメントが心理面におよぼす影響2013

    • Author(s)
      室田昌子 岩脇陽子 山本容子 北島謙吾 西田直子 伊藤栄見子 松本賢哉
    • Organizer
      第33回日本看護科学学会学術集会
    • Place of Presentation
      大阪国際会議場
    • Year and Date
      20131206-20131207

URL: 

Published: 2015-05-28  

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