2014 Fiscal Year Annual Research Report
患者毛髪の黄色ブドウ球菌汚染の分子疫学解析調査と洗髪除菌技術の構築
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24593262
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Research Institution | Sugiyama Jogakuen University |
Principal Investigator |
社本 生衣 椙山女学園大学, 看護学部, 助教 (40593512)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石原 由華 椙山女学園大学, 看護学部, 教授 (30369607)
宇佐美 久枝 椙山女学園大学, 看護学部, 准教授 (80587006)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 洗髪 / ベッド上安静 / 細菌汚染 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、昨年度まで明らかにした頭髪および頭皮の汚染状況から細菌汚染に効果的な洗髪方法の構築を行った。 洗髪工程でどの段階が洗浄の視点から影響しているかを考察した結果、すすぎが影響していることが分かった。そこで、すすぎの方法についてすすぎ方、時間、湯量について細菌量、界面活性剤残留濃度を測定し影響因子を考察した。結果、ポイントは湯量と手の使い方であることが分かった。そこで洗髪方法4パターンを考案し比較検討を行い、頭髪および頭皮に付着した細菌を効果的に除去できる洗髪方法を考案した。 今回は、ベッド上で安静臥床の患者を対象に、ケリーパットを使用しピッチャーで温湯をかける方法を考案した。しかし、25年度に実施した全校調査では、洗髪シートを採用している病院が多くあったことから、今後は、効果的にすすぎができ汚染除去がしやすい、洗髪道具の開発、吸収力のある洗髪シートの開発を課題に引き続き研究を実施していく予定である。
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