2013 Fiscal Year Research-status Report
Maternal Confidenceを育成する看護介入プログラムの開発
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24593393
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Research Institution | University of Kochi |
Principal Investigator |
岩崎 順子 高知県立大学, 看護学部, 助教 (90584326)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野嶋 佐由美 高知県立大学, 看護学部, 教授 (00172792)
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Keywords | Maternal Confidence / 看護介入 |
Research Abstract |
本研究では、乳児を抱える母親のMaternal Confidenceに注目し、Maternal Confidenceを育成する看護介入プログラムを開発し、プログラムに基づいた看護介入を実施し、その評価を通して、Maternal Confidenceを育成する看護介入プログラムの有効性を明らかにすることを目的とする。 Maternal Confidenceの概念分析と質的研究の結果から、Maternal Confidenceは「子どもの健康の保持・増進」「子どもとの生活に関する行動」「育児に関するマネージメント」「子どもの理解に関する感受性」「子どもとの生活に関する知識」の局面から構成されていることが明らかとなっておりMaternal Confidenceを育成するための看護介入としては、これらの5つの局面を高めることが重要であると考える。 平成25年度において、乳児を抱える母親のMaternal Confidenceを育成する看護介入プログラムの開発に向けて1.乳児を抱える母親のMaternal Confidenceを育成する看護介入プログラムを開発することを目的として研究を行った。既存の文献検討より、看護介入について検討を行い具体的な看護介入を抽出した。その結果をもとに、Maternal Confidenceを育成する看護介入プログラムの作成を行った。実施時期は①妊娠末期、②出産後1ヶ月の2場面とした。2時期でのプログラムは、5つの局面をふまえて、作成し、各時期50~60場面のパワーポイントによる看護介入プログラムを作成した。プログラムには知識の提供および参加者間の討議、演習場面も取り入れた。また、母親の自信を高める支援として、保証、肯定的フィードバックなどの看護介入を取り入れ、プログラムの開発を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成25年度の研究計画としては当初、1.Maternal Confidenceを育成する看護介入プログラムの考案を立案していた。平成25年度において、Maternal Confidenceの各局面より必要な看護介入について研究者間で構想し、内容の検討まで概ね実施することができた。また、内容妥当性の検証に向けても母性・助産領域エキスパート2名に協力を得て実施することができておる、達成としては順調であると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は、Maternal Confidenceを育成する看護介入の実施を行っていく。時期は妊娠末期および出産後1ヶ月とし、5つの局面に働きかけるMaternal Confidenceを育成する看護介入プログラムを実施する。また、アウトカム評価として、実施後Maternal Confidence質問紙を用いて分析を行い、新たなMaternal Confidenceを育成する看護介入プログラムの提案を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度は、研究への新たな知見として各主学会への参加を当初は予定していたが、参加ができず予算執行ができなかった。 本年度は、家族および母性・助産領域への学会への参加を計画性をもって主体的に行っていく。また、当初計画をしていた予算として、グループへの看護介入への取り組みに対するプロジェクター、ベビーモデル等の予算執行を行っていく。
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