2014 Fiscal Year Annual Research Report
Maternal Confidenceを育成する看護介入プログラムの開発
Project/Area Number |
24593393
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Research Institution | University of Kochi |
Principal Investigator |
岩崎 順子 高知県立大学, 看護学部, 助教 (90584326)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野嶋 佐由美 高知県立大学, 看護学部, 教授 (00172792)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | Maternal Confidence / 看護介入 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、乳児を抱える母親のMaternal Confidenceを育成する看護教育プログラムの開発を目的とし、妊娠期および乳児を抱える母親のMaternal Confidenceを育成する教育プログラムを実施し、プログラムに対しての評価及び効果について明らかにすることを目標に研究に取り組んだ。 妊娠末期および出産後1ヶ月におけるMaternal Confidenceを育成する教育プログラムとして各局面【子どもの健康の保持・増進】【子どもとの生活に関する行動】【育児に関するマネージメント】【子どもの理解に関する感受性】【子どもとの生活に関する知識】に関する看護介入プログラムをを作成し、各時期において看護介入を実施した。また、評価指標として妊娠末期および出産後1ヶ月におけるMaternal Confidence質問紙各40項目を作成した。 研究方法は、県内の病院を受診し、初産婦で、妊娠経過が概ね順調な妊娠36週以降の妊婦および出産後1ヶ月の褥婦を対象に倫理的配慮のもと、妊娠末期90分程度、出産後1ヶ月60分程度のMaternal Confidenceを育成する教育プログラムを実施し、Maternal Confidence質問紙への記載および看護介入の参加観察により評価とした。 結果、妊娠末期5名、出産後1ヶ月7名の参加があった。妊娠末期の母親におけるMaternal Confidenceの合計平均点は98.8点、獲得得点の割合は61.8%と低い結果であった。出産後1ヶ月では、Maternal Confidenceの合計平均点は116.9点、獲得得点の割合73.1%と妊娠末期より上昇がみられた。参加観察の結果、Maternal Confidenceの各局面での特徴およびMaternal Confidenceの構造が明らかとなったと共に、看護介入プログラムの効果が示された。
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