2013 Fiscal Year Research-status Report
定年退職後の高齢男性を対象とした地域活動への参加支援プログラムの開発
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24593425
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
齋藤 美華 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20305345)
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Keywords | 看護学 / 定年退職 / 高齢男性 / 地域活動 |
Research Abstract |
本研究は、定年退職前の向老期男性が求める地域とのつながりの意味を探求し、概念を抽出し、抽出された概念を基盤にプログラムを開発することを目的としている。 そのため、住民の協力が得られ、プログラムの開発までを達成できる地区を選定することが重要となるため、対象地域の検討および選定を地区の自治会長らとともに繰り返しセッションを行うなど、十分に行った。 その結果、対象地域および研究参加者は、仙台市青葉区錦ケ丘の定年退職前の向老期(50~60歳代)男性20人および向老期男性の家族5人、錦ケ丘自治会長8人、民生委員1人、錦ケ丘地区担当保健師1人の計15人とした。「錦ケ丘」は、近年、宅地造成に伴い人口が急増している地域であり、住民の地域づくりへの意識も非常に高い地域である。そのことから、高齢男性においても地域への関心が高く、本研究の目的である地域とのつながりに対する意見や考えを収集し、その意味を探求できると考え、対象地域として選定した。 研究方法は、①インタビュー、②地区の書類・資料等、③参加観察よりデータを収集し、総合的に分析を行う予定である。向老期男性については、錦ケ丘自治会長が保有する地域の情報より、選定条件(定年退職前の50~60歳代の男性で、かつ、地域とのつながりに対しての思いや考えを語れる人文)に合った研究参加者の候補を紹介してもらう。その後、研究者より、研究参加者の候補に直接アプローチし、研究協力の同意を得られた向老期男性を対象として選出し、平成26年度の早期に、インタビューおよび参加観察によるデータ収集を行う予定である。地区の書類・資料等については、地区の特徴や今後の展望、課題などが把握されつつあり、それらの情報も考慮しながら、インタビューと参加観察によるデータにおいて、補完する予定である。平成26年度は、これまでのデータを統合し、概念を抽出するとともに、プログラムを開発する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究は、定年退職前の向老期男性が求める地域とのつながりの意味を探求し、概念を抽出し、抽出された概念を基盤にプログラムを開発することを目的としている。 そのため、住民の協力が得られ、プログラムの開発までを達成できる地区を選定することが重要となることと、対象者と信頼関係を築きながら行うということが前提となるため、対象地域の検討および選定に時間を多く要したことが一因である。また、定年退職前の男性という仕事に忙しく、地域とのつながりが薄いという背景から、自治会長が保有する地域の情報が少ないこと、インタビューの時間設定が難しいことが挙げられる。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度に達成できなかった課題を早期に行うとともに、平成26年度の目標である抽出された概念を基盤としたプログラムを開発し、試案を実施する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究の達成度が遅れていること、特に、インタビューによるデータ収集が遅れ、フィールドワークが遅れていることが大きな要因であると考える。 平成25年度に達成できなかった課題を早期に行うとともに、平成26年度の目標である抽出された概念を基盤としたプログラムを開発し、試案を実施することで、計画的な使用ができると考える。未使用金は平成26年度分とあわせて使用する。
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