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2012 Fiscal Year Research-status Report

地方高齢者の健康づくり活動への参加を促す地域への愛着の概念分析と測定尺度の開発

Research Project

Project/Area Number 24593438
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

滝澤 寛子  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (80293819)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 桜井 尚子  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (80256388)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywords地域看護学 / 地域への愛着 / 健康づくり
Research Abstract

本研究は、まちづくりや健康づくりの鍵である「地域への愛着」に着目し、最終的には「地域への愛着」を育むことを通して自分や地域の健康づくり活動を推進するプログラム開発をめざしている。その基礎的研究として、本研究では、旧農村地域における(1) 自分や地域の健康づくり活動への参加を促す「地域への愛着」概念の意味内容とその影響要因を質的記述的に探求すること、(2)「地域への愛着」を測定する尺度を開発することを目的とした。
平成24年度は、旧農村地域における「地域への愛着」の意味内容の抽出を行った。
東日本地域と西日本地域の旧農村地域をフィールドに設定し、自分や地域の健康づくり活動をしているグループに所属している向老期から初老中期の人々を対象に、「自分の住むまちへの思い」について非構成的な面接を行いデータを収集した。なお調査は、所属機関の学内倫理審査委員会の承認を得て、調査の目的、調査結果の利用方法、守られるべき対象者の権利等について記した文書を用いて説明し、同意を得てから行った。
収集したデータを、旧農村地域の中高年者が自分の住むまちに抱く感情(=地域への愛着)が形成されたプロセスに着目し、修正版グランデッド・セオリー・アプローチを用いて分析した。西日本地域の対象者における「地域への愛着」概念について主要な概念をいくつか生成した。今後、東日本地域の対象者におけるデータとの継続比較を重ね、旧農村地域における「地域への愛着」概念を完成させていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

・フィールドおよび対象者の確保ができている
・西日本地域から分析を開始し「地域の愛着」概念の主要な概念を見出すことができている

Strategy for Future Research Activity

・今後、西日本地域と東日本地域のデータの継続比較を重ね、旧農村地域における「地域の愛着」概念を完成させていく
・本研究の第2の目的である「地域への愛着」を測定する尺度の開発に向けて、アイテムプールの作成・調査対象および方法について検討をはじめ準備を行う
これらを行うために、さらに研究分担者との話し合いを密に行っていく

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

研究打ち合わせや調査旅費を他の経費でまかなえたことや、収集データの入力作業を専門サービスを利用したため人件費・謝金を使用せずに終わり、当初計画より未使用額が生じた。この未使用額もあわせて、次年度は、「地域への愛着」概念の継続比較のために、追加するインタビュー調査や分析に係る費用(調査旅費、データ整理等に関する謝金等)、データ分析を共同して行うための費用(旅費等)として使用する計画である。また、尺度の開発に向けた準備に係る費用(打ち合わせの旅費、プレテストの準備に関する費用)にも使用する。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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