2013 Fiscal Year Research-status Report
3歳児と母親が健康な食生活を形成していくための家族支援プログラムの開発
Project/Area Number |
24593457
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Research Institution | Tenshi College |
Principal Investigator |
針金 佳代子 天使大学, 看護栄養学部, 准教授 (80347822)
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Keywords | 3歳児 / 食生活 / 母親 / 伝承 / 家族機能 |
Research Abstract |
A県内の19市区町の3歳児健診を受診した母親を対象に自記式質問紙調査を2013年1~3月に実施し、その結果を学会報告した。所属大学倫理委員会の承認を得て実施した。 「母親が実母から伝承された食生活と3歳児の食問題第1報:実母からの伝承の実態」3歳児の母親が実母から食生活で大切にするように伝えられていることおよびその実施状況と基本属性との関連を明らかにすることを目的とした。3歳児の母親は子どもの食事について、朝食をとり、安全や栄養に気づかい、家族と一緒に楽しく食べるなどを実母から伝えられ、子育てに実施していた。健康や出生順、母の年代や同居と関連が見られ、対象特性や生活背景の影響が示唆された。「第2報:実施している事と食問題の関連」3歳児の食生活の問題と、母親が実母から伝えられ実施している食生活および基本属性との関連を明らかにすることを目的とした。家族機能の凝集性と適応性が高い家族の母親は食生活で伝承されたことを多く実施しており、3歳児の食生活の問題数も少なかった。家族機能は、実母から伝承がされた食生活を子育ての中で実施することに関連し、子どもの食問題に影響する要因であった。子どもの健康的な食生活の形成には家族機能を促す支援の重要性が示唆された。 「3歳児の母親が食生活で伝承され実施していることおよび家族機能と食生活の問題の関連」母親が実母から食生活で大切にするように伝えられ実施していることおよび家族機能と3歳児の食生活の問題との関連を明らかにすることを目的とした。凝集性と適応性が高い家族の母親は食生活で伝承されたことを多く実施しており、3歳児の食生活の問題数も少なかった。家族機能は、実母から伝承がされた食生活を子育ての中で実施することに関連さらに子どもの食問題に影響する要因であることが明らかになった。子どもの健康的な食生活の形成には家族機能を促す支援の重要性が示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
所属している領域の教員態勢の予期しない変化に伴い、教育運営に多大な時間を割くことになった。そのため、当初予定していた研究計画どうりに研究を推進していくことが困難であった。
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Strategy for Future Research Activity |
1.学会報告した抄録を論文に仕上げ、学会誌(日本公衆衛生看護学会、日本家族看護学会を予定している)に投稿する。 2.現在、2次調査の分析を行っている。その結果を基に、3歳児を養育している家族の類型化を家族機能を踏まえて行い、各々の家族を対象とした幼児の健康な食生活を形成していく家族支援プログラムを作成する。その上で、各々の特徴をもつ家族に支援を行い、効果を確認していく。 3.幼児の食生活に関して同様の課題をもつ母親同士をグループ化し、グループダイナミックスを生かしながら子どもの食生活形成への育児方法を学習するための支援計画を立案し実施し評価する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
1.作成した家族支援プログラムを基に、家庭訪問をして支援する予定である。また、グループ支援プログラムを作成し、支援する予定である。そのための、旅費、協力者への謝礼などほ経費が必要になる。2. 幼児の健康な食生活に形成に向け、他機関と連携して活動している自治体(国内外)を視察し、プログラム形成への示唆を得ることを予定している。その旅費、謝礼などの経費が必要になる。3.研究結果を学会に報告する予定である。その旅費が必要である。4.報告書作成のための経費が必要となる。 1.2014年8月~11月 2.2014年7月~9月 3.2015年1月 4.2015年3月
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Research Products
(3 results)