2015 Fiscal Year Research-status Report
触法精神障害者家族に対する支援体制の確立に向けた基礎的研究
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24593520
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
小池 純子 自治医科大学, 看護学部, 助教 (00617467)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲本 淳子 昭和大学, 医学部, 准教授 (20306997)
針間 博彦 公益財団法人東京都医学総合研究所, その他部局等, 研究員 (30462782) [Withdrawn]
半澤 節子 自治医科大学, 看護学部, 教授 (50325677)
宮城 純子 名古屋市立大学, 看護学部, 准教授 (60433893)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 司法精神医療 / 医療観察法 / 措置入院 / 触法精神障害者 / 家族 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度までの調査において、措置入院患者家族への調査は累計40名(目標達成率100%)が完了した。医療観察法対象者家族では19名(目標達成率47.5%)であり、この段階での解析を行った。医療観察法対象者家族調査の実施率は不十分さを残しながらも、両者の共通点および相違点を抽出することができた。 患者調査についても、措置入院患者累計182件の調査が完了し、データの打ち込みを行っている。医療観察法対象者についても首都圏で予定している調査の50件のうち47件が終了した(目標達成率94.0%)。 成果報告に関しては、これまでに4演題の口頭発表、2論文の掲載、2論文が間もなく投稿できる状態である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
首都圏で予定している調査のほとんどが完了し、データの打ち込み中である。これは数ヶ月のうちに完了する見込みである。残す一機関における調査については、7月までに調査の着手が予定できることになった。調査自体は3ヶ月程度の期間で完了可能であり、年末までには全ての調査が完了可能であり、進捗状況としては概ね順調であると言える。 成果報告も順次行っており、今年度は学会において既に1演題を発表し、論文は2~3本の投稿予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
現時点で立案している研究計画を確実に実施していることで、研究の終了が見込める。
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Causes of Carryover |
1つの期間における調査が未完了であることにより、この調査において発生する謝金や、この結果を含めた成果報告のためにかかる費用が残されたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
残す調査に対する謝金、および今後の成果報告における旅費、校閲費に使用する。
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Research Products
(9 results)