2013 Fiscal Year Research-status Report
認知症高齢者の認知機能レベルに応じたアートセラピーのプログラムと評価方法の開発
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24593525
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Research Institution | Gunma Paz University |
Principal Investigator |
川久保 悦子 群馬パース大学, 保健科学部, 助教 (30614698)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内田 陽子 群馬大学, 保健学研究科, 准教授 (30375539)
伊藤 まゆみ 群馬パース大学, 保健科学部, 教授 (50251137)
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Keywords | アートセラピー / 認知症 / 高齢者 / 評価方法 / ニーズ / 看護 / アクティビティケア / リハビリテーション |
Research Abstract |
平成25年度は、認知症高齢者のアートセラピーに対するニーズの分析を行った。以下の成果を得た。【目的】認知症高齢者のアートセラピーに対するニーズ及び、ポジティブな反応とネガティブな反応が現れたアートセラピーの特徴を明らかにする。【方法】デイサービスを利用する認知症高齢者4名(女性3名、男性1名)を対象とし、少人数グループのーアートセラピーを実施した。1.研究期間2013年7月~10月。2.実施場所:高齢者施設のデイサービスルーム。3.実施方法:研究者が各回立案したアートセラピープログラムを週に1回1時間程度3ヶ月間実施し、研究者らがそれぞれ対象者1人につき制作のサポートと観察を行い、プロセスレコードに記録した。【分析方法】プロセスレコードにアートセラピー中の対応場面における言動を記録、分析した。対象者のニーズを表している言語や非言語を抽出し、ニーズ内容をカテゴリ化した。また、事例別にポジティブな反応とネガティブな反応に分類した。分析結果について研究者間で妥当性の確認を行った。【倫理的配慮】施設の責任者、対象高齢者と家族に書面にて同意を得て実施した。研究倫理審査の承認を得た。【結果・考察】認知症高齢者が持つアートセラピーのニーズのカテゴリ【人と交流したい】【自己表現したい】【制作の時間を持ちたい】【安寧でいたい】が抽出された。事例別のポジティブな反応をもたらした要因は、【自己実現】【日常的な物を作る】【集団での回想の場】などと対象者によって異なった。集団でも、個人のニーズを考え、その人らしさを尊重したアートセラピーを行うことが必要である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
認知症高齢者にアートセラピーの介入をし、対象者のニーズを抽出することができた。しかし、これを元に、評価票を作るところまでは、至っていない。 理由:1年間に介入できる期間が7月から10月までのの3か月間、1施設であるため、ニーズ抽出までとなった。評価票作成の取り掛かりが遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
高齢者の反応のプロセスレコードから、項目分けし、評価項目を作る。評価票を作り、実際に介入に使用してみる。プログラムをさらに検討する。評価票をさらに洗練化する。完成した評価票のアートセラピーの効果を明らかにする。開発した評価票の信頼性と妥当性を検討する。具体的計画は、1.アートセラピーの介入2.データ収集3.考察、報告書作成4.介入プログラム、評価プログラム、マニュアル書作成である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
高齢者施設に介入し、多くの事例を得る必要があるため。 結果を考察し、論文にまとめ、報告書と小冊子を作るため。 次年時も介入研究を続け、論文を執筆する。そのため、物品費として、画材、文具、参考資料、書籍代、OA費、収納用品、印刷代、ポスター代。旅費として、学会費、スーパーバイザーと会談旅費、人件費として、施設介入謝礼、スーパーバイザーへの謝金、文献代、spss研修費、その他として、分担金、学会関係費、研修費、英文翻訳代、プリント代、郵送費等が必要となる。
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Research Products
(1 results)