2012 Fiscal Year Research-status Report
小・中学生の情報機器利用とストレスに関する疫学研究:適切な情報機器利用を目指して
Project/Area Number |
24600011
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
藤田 委由 島根大学, 医学部, 教授 (70173440)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 美樹子 島根大学, 医学部, 助教 (40447925)
並河 徹 島根大学, 医学部, 教授 (50180534)
田辺 剛 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80260678)
天野 宏紀 島根大学, 医学部, 助教 (80293033)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 学校保健 / 情報機器利用 / ストレス / 疫学 |
Research Abstract |
本研究の目的は、島根県出雲市立第一中学校区の小学4年生、中学1年生を対象に情報機器利用と生体内ストレス指標との関連を横断研究により解明することである。平成24年度は研究計画・方法に従って、①研究対象者の選定、②情報機器利用に関する疫学資料の収集、③ストレス評価指標の収集を実施した。 ①対象者の選定 島根県出雲市第一中学校区は小学校が3校、中学校が1校より構成されている。平成24年度は小学4年生176名(男83名、女93名)、中学1年生173名(男97名、女76名)、合計349名(男180名、女169名)の疫学資料を収集した。 ②情報機器利用に関する疫学資料の収集 平成24年10月、我々は情報機器利用に関する疫学資料を自記式質問票「生活に関するアンケ-ト」により収集した。質問項目は性、学年、学校名、平日のテレビの1日視聴時間、ビデオゲ-ムの1日使用時間、携帯電話の1日使用時間、パーソナルコンピュータ-の1日使用時間である。小学4年生、中学1年生は本人が質問票に記入した。担任の先生が質問票を配布し、その場で回答済みの質問票を回収した。疫学資料の信頼性を高めるために、各学校に於いて共通の質問票と共通の質問マニュアルを使用し、標準化された自記式質問票調査を実施した。 ③ストレス評価指標の収集 平成24年9月、我々は出雲市教育委員会、出雲市学校保健会、出雲学校医会の協力により小学4年生、中学1年生を対象に血漿中のコルチゾルを測定した。ストレス評価指標の有効性と正確性を保持するために、血漿中のコルチゾルの測定は同一測定者が同一測定装置を利用して実施した。 ④データベ-スの作成 平成24年度に収集した情報機器に関する疫学資料とストレス評価指標の成績をコンピュ-タ-に入力しデータベースを作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
①対象者の選定及び疫学資料の収集 島根県出雲市第一中学校区の小学4年生、中学1年生の学生数は377名である。この377名の中、349名(92.6%)の疫学資料を回収した。 ②ストレス評価評価指標の収集 ストレス評価指標として血漿コルチゾルの他に、Asymmetric Dimethyl arginine (ADMA)の測定を準備した。しかしながら、ADMA測定の準備が調わず、延期されている。被検者の血液検体は採血後、凍結保存されており準備ができ次第測定できる。 ③データベースの作成 本研究で収集した情報機器に関する疫学資料とストレス評価指標の成績の他に身長、体重、1年間の欠席日数、生活習慣病予防のための血液検査(血清総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール、動脈硬化指数、赤血球数、白血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、血小板)、IgA、脈波、骨密度の疫学資料を収集しデ-タ-ベ-スに入力した。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度、平成26度は研究計画・方法に従って、①対象者の選定、②情報機器に関する疫学資料の収集、③ストレス評価指標の収集、④デ-タ-ベ-スの作成を推進する。 平成24年度から平成26年度まで3年間にわたり収集した小学4年生、中学1年生の血漿中のコルチゾル、ADMAについて分布、平均値、中央値、最頻度、分散、標準偏差を計算する。 情報機器利用とストレス評価指標の解析結果に基づき、適切な情報機器利用時間の提言を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
該当なし
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Research Products
(10 results)