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2014 Fiscal Year Annual Research Report

幼児の成育環境が運動能力に与える影響に関する研究

Research Project

Project/Area Number 24600019
Research InstitutionKokushikan University

Principal Investigator

国広 ジョージ  国士舘大学, 理工学部, 教授 (00306911)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 仙田 満  放送大学, 教養学部, 客員教授 (60179364)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywordsこども / 保育環境 / 幼稚園 / 保育所 / 運動能力
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、建築環境学と体育学の観点から、体力運動能力の低下が危惧されている現代のこどもについて、環境の異なる保育所や幼稚園に園児の体力運動能力とその生育環境に相関関係を明らかにすることを目的とした6項目からなる調査を実施した。
本研究を通して、数量・活動量を増加させている時間は自由保育時における活動だと分かった。また、自由時間において体力運動能力向上に必要な時間・空間・内容・人数の4要素が上手く絡み合うことでこどものあそびの運動量に変化をもたらすことができると考えられる。また、上記の4要素をふまえ、幼稚園・保育所の施設において空間構成を行う際に次の12項目が重要であると考える。バランス能力、筋持久力の能力を向上させる建築的要素が成長に差異を生むこと。各学年の成長に合わせた環境、並びに遊びが飽きず、変化する環境。園外の周辺環境の特性を使用した保育と園舎計画。立体的地形または立体的な動きを要す装置を利用した空間と保育。回遊性、循環機能がある園庭・園舎。多種多様な遊具の設置による運動能力増加、あそび内容、人数の変化。活動内容による運動時間の強弱。園舎または教室と園庭の接続方法、上下足の履き替え場の違いが体力運動能力の向上の差異に影響している。園庭の端部または境界部に集団が集中し遊びが発生する。平坦な園庭で、歩数量、活動量を増加させるのはかけっこの様な動作である。園での活動が降園後の生活環境に影響している。生活環境によって体力運動能力に差異が生じる。上肢、バランス能力の向上に繋がる建築的要素。自由保育時における遊具間の移動による遊びの持続。
以上のことから、保育所・幼稚園の保育形態や施設構造など環境的要素や立地している地域の環境などからの影響によってこどもの体力運動能力に違いが生じていることが分かった。このことから望ましい成育環境が備えるべき要因を抽出し、指摘した。

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Published: 2016-06-01  

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