2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24603009
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
土佐 尚子 京都大学, 学術情報メディアセンター, 教授 (40521117)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 韓国 / 国際情報研究 |
Research Abstract |
ユーザーによって入力された漢字に対応して、ソフトウェアエージェントがアナロジー関係に基づき関連する適切な複数の対応要素をユーザーに提示すると共に、ユーザーの選択した対応要素を記憶するという機能を持ったデザイン編集支援ツールを設計した。 今回の研究成果は、来年度韓国で行われる麗水EXPO2012のメインストリートの23mX 256mの巨大スクリーンで展示を行い、国際的なインパクトを与える事と成果の社会への還元を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
アナロジーによる要素選択とメタファー想起の機能 ユーザーのアナロジーに基づいた要素選択履歴を記録していき、何が発想の起点となり、どこが着点であり、その間に何をメタファー思考していたのかということを、エージェントが(以下の被験者実験で得た)ユーザーの認知モデルと対応しながら、追える機能を設計し、ツールに組み込んだ。 この認知モデルや思考モデルは、アタマの中の動的なプロセスとともに生じているものであり、このモデルを取り出して図示したり、模式化したり模型化できるアルゴリズムも同時に研究した。
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Strategy for Future Research Activity |
人間が入力漢字に対応してアナロジー、レトリック、メタファーなどの思考法を用いて脳内イメージを想起させるプロセスをシミュレートする事が出来、デザイン編集支援ツールとしての応用が可能となる。本ツールは人間の想起過程をビジュアライズする機能を持つが、それがさらなる人間想起過程を刺激する事になり、脳内イメージがいろいろな広がりがもてると考えられる。また応用としては、脳内イメージにあたるものを、外部の場所に対応させた記憶=絵画や建築における想起法も研究する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究成果について国内外のシンポジウムや学会で発表し、他の研究者との意見交換を考えている、 また国内外の美術館博物館で、情報・資料収集を行う為、出張旅費を計上する予定である。 デザイン編集支援ツール作成の為の物品(パソコン、画像制作ツール等)を購入予定である。
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Research Products
(1 results)