2014 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者介護に関わる人材の資質向上プログラムの作成と効果測定にかかる研究
Project/Area Number |
24616023
|
Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
備酒 伸彦 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 教授 (80411883)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川越 雅弘 国立社会保障・人口問題研究所, その他部局等, その他 (00435778)
山本 大誠 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 講師 (10411886)
村尾 浩 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 教授 (30298773)
浜渦 辰二 大阪大学, 文学研究科, 教授 (70218527)
竹之内 裕文 静岡大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (90374876)
竹内 さをり 甲南女子大学, 公私立大学の部局等, 講師 (90454727)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 高齢者ケア / ケア従事者 / 資質向上 / 教育プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
研究組織において、高齢者ケアに関わる教育内容について検討を重ねた。この際、2008 ~2010年度に我々が行った「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」による「障害高齢者・障害者を支える人材の資質・意欲向上を目的とした社会人の学び直し事業」(文科省委託事業)の成果を活用し、基礎的なプログラムとした。その上で、初年度参加者14名、いずれも高齢者ケア現場に勤務する者から、高齢者ケアにかかる①課題(環境・人材の資質・OJT)、②望まれる教育内容、③職場での待遇等について聴取し、相互に討論を行う機会を2時間×3回実施し、その結果を研究組織にフィードバックし教育プログラムを再検討した。同様の検討を、3年度中に繰り返し実施し、高齢者ケア論・演習30コマ、高齢者ケア実技10コマ、認知症ケア論・演習10コマ一般教養(哲学・死生学)10コマ、ゲスト講義(ケア実務者等による講義)10コマ 看取りに関する論20コマ、総履修時間90分×90コマ135時間という教育プログラムを策定した。この教育プログラムを、受講生が高齢者ケアの実務者であることから、原則として日曜日の開講として、講義・演習をビデオ撮影し自習が可能な環境を実施した。 教育プログラムの効果検証と、看取りに関する学びの成果を整理することを目的に、2013年度・2014年度に公開シンポジュウムを開催した。 先述のように、教育プログラムの策定、講義と演習による教育プログラムの実施、受講生からの聴取と討論による教育プログラムの検証を繰り返し行った。その結果、先述のような教育プログラムに一定の効果があることと、実際に高齢者ケアに従事する者にとって受講が可能なことが分かった。
|