2012 Fiscal Year Research-status Report
海外に興味を持たせ国際化推進を支援する教育方法の提案
Project/Area Number |
24617009
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
古村 由美子 九州大学, 言語文化研究科(研究院), 助教 (30336036)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HOUGHTON S.A 佐賀大学, 文化教育学部, 准教授 (00382416)
中野 秀子 九州女子大学, その他部局等, 教授 (20309735)
山田 悦子 神田外語大学, 公私立大学の部局等, 講師 (70600659)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 国際化推進 / フォーラムサイト / 留学 / 異文化間コミュニケーション |
Research Abstract |
初年度の研究計画には次の7点、(1)各国の教育内容事例と先行研究の収集と分析、(2)留学経験者へのインタビューとその分析、 (3)動画フォーラムサイトを開設(平成24年度後半から)、(4) と日本語の2言語でのサイト、(5)フォーラムサイトコース授業の前後の質問紙調査、(6)期間中、定期的な学生による自分誌作成、(7)学生の自分誌の「異文化間コミュニケーション力」の観点から評価、を挙げた。(1)については主に欧州の事例を調査した。(2)についてはこれまでに14名の留学経験者にインタビューを実施し留学を希望した理由など9つの項目について質問した。(3)は平成24年10月に開設し、日本、中国、韓国の学生が英語でプレゼンテーションを行い、互いにコメントのやりとりを行った。又、ブラジル、スペイン、USAなど7カ国から日本へ留学している学生もコメントを投稿した。(4)については、今年度は日本語での交流は実施しなかった。(5)の質問紙は、Hofstedeが提唱した文化の5つの指標に関する内容を本コース開始時と終了時に実施し、その変化については現在分析中である。(6)についても現在分析を行っており、その分析結果を基に(7)の評価基準を今後設定していく予定である。留学生へのインタビューを分析した結果、留学前後に滞在した国のイメージがどのように変化したかについてThe 18th International Association for Intercultural Communication Studies (IAICS) にて6月に研究発表を行い、さらに何故海外に興味を持つようになったかについて、The Fifth CLS International conference (CLaSIC 2012) にて12月に研究発表を行った。次年度は上記の(3)から(7)を継続して実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度の研究計画には次の7点、(1)各国の教育内容事例と先行研究の収集と分析、(2)留学経験者へのインタビューとその分析、 (3)動画フォーラムサイトを開設(平成24年度後半から)、(4) と日本語の2言語でのサイト、(5)フォーラムサイトコース授業の前後の質問紙調査、(6)期間中、定期的な学生による自分誌作成、(7)学生の自分誌の「異文化間コミュニケーション力」の観点から評価、を挙げたが、これら7点について予定どおり達成した。
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Strategy for Future Research Activity |
初年度(1)の各国の教育内容事例と先行研究の収集と分析については今年度も継続して行う。(3)の初年度に開設した動画フォーラムサイトをより使用しやすいように改定する。 (4) については、日本語でのサイトも活用できるように、海外の大学で日本語を学んでいる学生に参加してもらえるかどうか、日本語教師の先生へ連絡をとる。可能であれば参加していただくようお願いする。次の3点、(5)フォーラムサイトコース授業の前後の質問紙調査、(6)期間中、定期的な学生による自分誌作成、(7)学生の自分誌の「異文化間コミュニケーション力」の観点から評価、については前年度同様、継続する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究者合計4名に対して、それぞれ25万円ずつ学会発表のための旅費として、合計100万円使用する予定である。古村と山田氏は授業外でフォーラムサイトを使用した授業を行うための、参加学生への謝金をそれぞれ30万円ずつ、合計60万円を使用する予定である。
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