2014 Fiscal Year Annual Research Report
海外に興味を持たせ国際化推進を支援する教育方法の提案
Project/Area Number |
24617009
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
古村 由美子 長崎大学, 経済学部, 教授 (30336036)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HOUGHTON S.A 佐賀大学, 文化教育学部, 准教授 (00382416)
中野 秀子 九州女子大学, 共通教育機構, 教授 (20309735)
山田 悦子 北海道大学, 留学生センター, 准教授 (70600659)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 動画フォーラムサイト / 国際研究者交流 / 異文化間コミュニケーション力 / 中国 / 台湾 / 韓国 / 文化次元 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では学生の海外への関心を高め、国際社会で活躍できるよう「異文化間コミュニケーション力」を高めるための教育モデルを構築、改善、最適化を図り、教育方法を公開することを目的とする。 平成24、25年度には日本人学生(古村、中野、ホートン担当)が中国人学生、台湾人学生、日本滞在中の様々な国出身の留学生(山田、古村担当)と動画フォーラムサイト上にて交流した。平成26年4月英国での17th Cultnet Seminar Durham 2014においては、交流を行った後に日本人学生の書いたエッセイの内容を分析し、その内容を バイラム(1997)の提唱するIntercultural Communicative Competence(ICC)の5つの観点毎に評価する方法について発表した。平成26年9月の第54回外国語教育メディア学会全国研究大会では、本交流活動が学生の異文化に関する認識に与えた影響と本活動の改善方法について発表を行った。平成26年9月の2nd International Symposium on Native-Speakerismにおいては、非英語母語話者の学生が英語で異文化交流を行い、それを非英語母語話者の教師が支援するという授業形式の利点と改善すべき点について発表した。 平成26年前期の留学生(山田担当)と日本人学生(古村担当)の地域伝統行事に関する交流については、山田が8月に東北大学での留学生教育学会大会にて発表を行った。また、学生が書いた日誌、フォーラムサイト上でのコメント、エッセイを対象として、ホートンと中野が、バイラム(1997)のICC各要素に関して、古村が提案した5段階評価方法に基づき評価を行った。今後は本評価結果の比較・分析を行い、評価方法と教育方法についてさらに研究を進めていく予定である。
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