2013 Fiscal Year Research-status Report
南アジアにおける歴史的遺産・景観文化に関する学際的研究
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24617010
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
福井 亘 京都府立大学, 生命環境科学研究科(系), 准教授 (60399128)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂本 真司 大手前大学, 現代社会学部, 講師 (20425094)
佐野 光彦 神戸学院大学, 公私立大学の部局等, 講師 (30446033)
魚津 知克 大手前大学, 付置研究所, その他 (70399129)
中井 淳史 大手前大学, 付置研究所, 研究員 (80411768)
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Keywords | 南アジア / バングラデシュ / ミャンマー / 歴史的遺産 / 景観文化 / 風景 / 国際情報交換 / GIS |
Research Abstract |
平成25年度の実績は,平成24年度の予備調査から,主体的な研究実績へ向けた取り組みを進めてきたことである。また,この年度の研究は,最終年度へつなぐ意味も持っている。 まず,今年度は,南アジア地域としてのバングラデシュを中心に,ミャンマー,中国南部地域への現地調査と文献調査を進めてきた。 バングラデシュへは,文献,ならびに調査票調査を進め,ミャンマーと中国南部地域へは,先方の教育機関との打ち合わせなどを進めてきた。調査で得た結果を基に,国内では,GISによる景観等の情報整理,各種データの解析を進めてきた。 これらの結果からは,研究成果を国際学会,国内学会で発表するとともに,参加メンバーによる研究会から,次年度へ向けた調査の方向性を再度確認してきている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成24年度は,文献を中心にした調査で研究目的の初期段階はある程度達成できている。平成25年度は,調査票調査を進め,その解析を行った。このことから,おおむね順調に遂行していると考えている。加えて,GPSによる位置情報の取得を活用したGISのデータベースも進めているが,現在も継続しているので,まだ完全には達成されていない。 最終年度である今年度は,これまでの調査のデータの解析と学会等への発表を行う。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画書の目的から,南アジア社会におけるバングラデシュを中心としつつ,周辺各国でのミャンマーにも目を向け,都市の空間における歴史的な遺産と景観に対する現地居住者の認識等について調査を進めてきた。各研究スタッフは,得られたデータのさらなる解析,分析を進めるとともに,学会等の論文に発表を進める予定である。また,調査については,調査票調査,歴史遺産や文化についての位置,状況,文献の調査をさらに進めつつ,それに対する市民姿勢,認識について検討を進め,発表に結び付けたい。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
共同研究者1名の在外調査が出来なかったため(先方の国政の不安定のため)と在外調査を遂行するための調査内容の再整理を進めているため。 最終年度に今回の予算を加えて調査を進める予定である。
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Research Products
(4 results)