2012 Fiscal Year Research-status Report
視覚認知心理学に基づく主観的はやさ・主観的大きさに関する研究
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24650108
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
吉田 香 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 准教授 (60315174)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 認知心理学 |
Research Abstract |
情報システムを利用するユーザの満足度(快適度)を向上させるためには,錯覚を利用してでもユーザが快適であると感じる方法で情報を提示することが有効であると仮定し,視覚認知心理学で得られた知見を情報システムの効果的なインタフェース設計に応用することを目的とする.特に,情報機器を利用した情報提示空間において錯視現象を実験的に再現し,主観的はやさ・主観的大きさに着目してデザイン要素を考察することにより,ユニバーサルデザインのためのインタフェース設計の指針を拡張することを目指す. 平成24年度は,部分的に実験環境の整備を行った.具体的には,学内の有料実験スペースを賃貸契約し,プロジェクタおよび計算機を設置し,壁面に実験素材を映写できるよう,情報提示空間を整備した.また,作成した実験素材を壁面に映写し,実験環境のテストを行った.なお,平成25年度より他キャンパスへ異動することが決まったため,大部分の物品は平成25年度に購入することとし,新たな所属先で実験環境を整備することとした.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成25年度より他キャンパスへ異動することが決まり,大部分の実験環境を平成25年度に整備することとしたため.また,産前産後休暇・育児休業で研究開発を一時中断したため.
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度の異動後,すみやかに研究室の立ち上げを行い,実験環境の整備を行う.また,変更後の研究計画に沿って研究開発を行う.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度未使用額が生じた理由は,(1)平成25年度より他キャンパスへ異動することが決まり,大部分の実験環境を平成25年度に整備することとしたため,(2)産前産後休暇・育児休業で研究開発を一時中断したためである. 平成25年度は,平成24年度未使用額と平成25年度の研究費を合わせて,実験環境の整備を行う.また,実験環境が整備でき次第,すみやかに実験を行う.
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