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2013 Fiscal Year Research-status Report

コオーディネーショントレーニングの観点を導入した伝承遊びの教材化

Research Project

Project/Area Number 24650377
Research InstitutionSeinan Gakuin University

Principal Investigator

續木 智彦  西南学院大学, 人間科学部, 講師 (60468791)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 久保 健  日本体育大学女子短期大学部, その他部局等, 教授 (60125698)
亀山 有希  日本体育大学女子短期大学部, その他部局等, 准教授 (00413104)
木下 佳子  日本体育大学女子短期大学部, その他部局等, 助教 (90614446)
Keywords伝承あそび / コオ-ディネーション / 体育科教育
Research Abstract

今日の学校現場には「からだと動きの育ちそびれ」というべき事態が生じており、そのため特に幼児や小学校低・中学年の体育授業が困難をかかえている。そこで本研究は、体育授業の準備運動(「慣れの運動」「導入運動」)として、または体育授業と並行して動きづくりのドリルワークとして実践することでこの困難を克服できる、「からだと動き」の学習(トレーニング)プログラムを開発し、思考的実践を行う。そしてそのプログラムの内容として、本研究では、伝承遊び(あんたがたどこさ、石けり、なわとび、おにごっこ)に着目し、それを荒木秀夫氏の「コオーディネーション」の理論に学びつつ教材化を図ることを目的としている。
2年目は、初年度立案したそれぞれの伝承あそびをコオ-ディネーション能力で捉えなおしプログラム化したものを、①実践すること、②つくりなすこと、③プログラムの成果を評価することを試みた。①実践は、日本体育大学の初等体育の授業、障害児体育研究会で話題提供、教員の体育研究サーク等で研修を行った。②実践を行って出てきた課題や、先生方から出てきた意見やアイディアを参考にプログラムの変更、追加を行った。また、コオ-ディネーション能力で捉えなおすという仮説を再度検討することを行った。③プログラム(コオ-ディネーション能力)の評価は、成果を検証するために必要である。しかし、荒木氏はコオ-ディネーション能力そのものを測定するととはできないとしている。そこで、私たちはプログラムを導入運動として取り入れ、主運動として行ったバスケットボールの技能テストと感想文からプログラムの成果を検証した。その結果、技能向上、プログラムの有効性は読み取れるが、プログラムそのものの成果を検証することはできなかった。今後の展開としてコオ-ディネーション能力そのものを評価する指標を新たに立案し、条件統制し実験を組むことを計画している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究達成度は申請書に記載したよりも、少し進度は遅い(2年目に計画していた小学校での試行的実践が行えなかった)が、質的にはより良いものとして進んでいる実感がある。この1年は、立案したプログラムを実践で使い込むなかで見えてきた課題が研究を良い方向へ進めてくれている。とくに、成果の検証という(コオ-ディネーション能力評価)課題は、研究目的の達成の質的向上はもちろんのこと次へとつながる今日的な課題でり、課題を克服できる兆しも見えてきている。これらのことより研究は概ね順調に進展していると評価できる。

Strategy for Future Research Activity

最終年度は、研究課題を達成するべく検証実践(実験)を計画している。
実践(実験)は、①4月より日本体育大学児童教育学部授業にてコオディネーション能力評価指標の検討とプログラム成果検証実践、②5月、10月川崎市M小学校、10月東京都M小学校にてプログラム成果検証実践を計画している。
また、本研究課題の(現状までの)成果を、7月開催の全国障害児体育研究連絡協議会研究大会にてワークショップ、8月開催の日本体育学会学会大会、翌年3月開催の日本発育発達学会にて発表する計画である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

当初予定していた研究会の開催が自然災害のため実施できなかったため、次年度繰越金が発生した。
前年度企画していた研究会を本年度開催する。

  • Research Products

    (4 results)

All 2013

All Presentation (1 results) Book (3 results)

  • [Presentation] コオーディネーショントレーニングの実技と理論2013

    • Author(s)
      久保 健・亀山有希・木下佳子・續木智彦
    • Organizer
      全国障害児体育研究連絡協議会 結成30周年記念
    • Place of Presentation
      日本体育大学
    • Year and Date
      20130727-20130728
  • [Book] たのしい体育・スポーツ 9月号2013

    • Author(s)
      續木智彦
    • Total Pages
      2
    • Publisher
      創文企画
  • [Book] たのしい体育・スポーツ 9月号2013

    • Author(s)
      木下佳子・續木智彦
    • Total Pages
      2
    • Publisher
      創文企画
  • [Book] たのしい体育・スポーツ 9月号2013

    • Author(s)
      小林明日香・續木智彦
    • Total Pages
      2
    • Publisher
      創文企画

URL: 

Published: 2015-05-28  

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