2013 Fiscal Year Annual Research Report
“からだ”とテクノロジーを巡る芸術表現の変遷~身体知覚とアートの新たな領域~
Project/Area Number |
24652032
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
北村 明子 信州大学, 人文学部, 准教授 (40334875)
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Keywords | 先端メディア表現 / 身体表現技法 / 映像表現 / 振付演出論 / 国際情報交換 |
Research Abstract |
H24年度のリサーチ実験研究発表をふまえ、本年度は、カメラ、センサー、プロジェクターマッピング投影を使用したリアルタイム映像と身体表現、舞踊言語(振付)と知覚リサーチの実験を実施。カメラ映像に関しては、一方向の時間軸での展開は無い 1)ライブカメラ出力、2)0.5秒遅れライブカメラ映像、3)1.0秒遅れライブカメラ映像、4)ランダムに選択される録画されたカメラ映像、5)記録されたカメラ映像の多重合成映像 をマニュアルで選択して投影。(*録画は一定のサイクルで自動的に行われ続ける。録画される映像は1ファイル10秒程度。録画されるタイミング設定は30秒に一回。)これらに加え、時間軸で展開することが可能な 6)グラフィック映像、7)実写映像 を任意に切り替え、映像投影面を多様な形状にし、身体の位置関係、動きによる映像プログラムの変化とそれに対する身体の表現技法の変化を考察した。また、カメラによる同期画像取得が、音と身体の動きに対する様々な様相を多角度よりキャプチャーするインターフェースとして役割を果たすように設定を試み、分析、リサーチ、考察を行った。これらの実験結果を踏まえ、舞踊作品の身体表現技法における、上演環境と先端技術が与える影響ほか、作品構成、空間構成についての実践的研究発表を実施。またその研究内容をNational University of Singapore にて研究発表を実施した。
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Research Products
(6 results)