2012 Fiscal Year Research-status Report
科学実験を行うための安全教育特化型英語視聴覚教材作成
Project/Area Number |
24652117
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
村山 康雄 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (10149990)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北谷 英嗣 長岡技術科学大学, 工学部, 准教授 (70186245)
前川 博史 長岡技術科学大学, 工学部, 准教授 (70283041)
稲垣 文雄 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (80159938)
大塩 茂夫 長岡技術科学大学, 工学部, その他 (90160473)
DRIER Brian・Seth 長岡技術科学大学, 工学部, 助教 (90345538)
丸山 一典 長岡工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (00143826)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 英語教育 / 科学実験 / 安全教育 / 視聴覚教材 |
Research Abstract |
具体的内容:本年度は化学実験と安全をテーマに、化学実験を安全に行うために必要な基本的な技術を習得させるための英語視聴覚教材を開発した。「バーナーの安全な使い方」、「ピペッターで溶液を安全に量り取る方法」等の題材を扱った。これらの題材は高校、高専、大学の化学実験で普通に行われている実験、及びそれらの実験で用いられる器具・機器の操作方法等を題材に扱っているので、生徒、学生には身近であり理解しやすくなっている。また、海外でも役立つように海外の学校で行われている実験、用いられている器具・器機の操作方法等をも考慮に入れて教材を作成した。 意義:グローバル化の時代になり日本国内だけで仕事を行う時代ではなくなってきている。また、逆に日本国内でも海外からの多くの労働者が仕事をしている。特に技術の分野ではこの傾向が強い。このような状況では人々は世界の共通語である英語でコミュニケーションを取らざるを得ない。本研究で作成した教材を学ぶことにより学生は海外で技術者として仕事を行う際、また国内で外国人と仕事を行う際、本教材で学んだことが即役に立つ。 重要性:上にも述べたように外国人と仕事を行う機会が増加している。他の職種とは異なり技術者の仕事には危険を伴う可能性が高い。本教材のような安全に焦点を絞った教材で学ぶことにより、学生が将来外国で、また国内で外国人と仕事を行うようになった場合、わが身を守る、また一緒に仕事をしている同僚を守ることが可能となる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定であった化学実験の教材をほぼ予定通り作成することができた。 その目的のために日本国内の英語で授業を行っている学校、海外(オーストラリア)の学校を訪問し、学生が将来海外で行う可能性が大きい種類の実験、実験機器・装置に関する安全の観点からの情報を入手できた。またこれらの学校の教員と議論もすることができ、また資料収集もすることができた。 物理実験の資料も入手し、25年度の物理実験教材作成の準備も行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度は平成24年度に作成した化学実験の教材を実際の授業で使用し、学生からのフィードバックを基に改良していく予定である。 次に、主に年度前半に物理実験の教材を順次作成していき、授業で使用し、学生からのフィードバックを基に改良を加えていく。 そのために化学実験同様、国内で英語で実験を行っている学校、海外の学校を訪問し、実験を見学し、また担当教員と議論をし、資料の収集を行う予定である。 平成24年度に完成した化学実験、本年度作成予定の物理実験の成果を学会で発表する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度は物理実験の教材を作成する。以下の項目のために研究費を使用する。 1) 物理実験の実施のために必要な機器等の購入費用、 2)実験補助・動画編集作業のための人件費・謝金、 3)国内、海外の学校への実験の視察のための旅費:平成24年度訪問予定であった国内の英語で実験授業を行っている学校との日程調整がうまくいかず研究費が若干残った。平成25年度はこの費用でこの学校を訪問する予定である。さらにもう1校国内の同様の学校を訪問する予定である。また、海外の学校 (アメリカの大学を予定)を訪問する予定である。4) 学会発表のための旅費:平成24年度に作成した化学実験教材、平成25年度作成予定の物理実験教材の発表を行う。
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