Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
今年度計画していたDNAマイクロアレイは次年度に行うことにしたため、研究費を来年度に執行することとした。次年度は、主に、hiPS細胞を用いてアクチビンAと種々の因子を併用し、頭部マーカー遺伝子、神経堤マーカー遺伝子、骨芽細胞 誘導関連遺伝子の発現条件を検討する。 1 FGF-5を高発現させる接着因子で処理したディッシュにhiPS細胞を 播種し、goosecoid発現濃度のアクチビンA添加あるいは非添加条件でBMP-2,-4,-7,-8, FGF-1,-2,-4,-7,-8,-10, PDGF-AA,-AB,-BB, Wnt3a,Shhなどの増殖因子ならびにアスコルビン酸あるいはハイドロコルチゾンなどを添加して培養を行い、DNAマイクロアレイにて全遺伝子の発言の差異を検討する。さらに中胚葉マーカー・brachyury, myoD,外胚葉マーカー・SoxD,神経初期マーカー・NCAM、Sox1内胚葉マーカー・GATA4,6,頭部マーカー遺伝子Otx 2 Msx1, Msx2, goosecoid神経堤関連遺伝子 snail, AP-2, Twist、骨・軟骨関連遺伝子・Runx2, Sox5,6,9, オス テオネクチン, オステオポンチンの発現をreal-time RT-PCRにて測定する. 2 神経堤、骨芽細胞に分化条件で、hiPS細胞を処理後、胚葉体を形成させOtx2、Cripto, slug, snail, AP-2, Runx2, の発現を測定し、さらに3 培養7日目の胚葉体をPAS・アルシアンブルー、アニ ザリンレッド染色にて誘導組織を解析するとともに、HNK抗原、S100、Vimentinに対する抗体を用いて免疫 染色を行うことで、 両生類で明らかにされているような体軸形成プログラムがmiPSおよびhiPS細胞で再現できる基礎条件を検討する。
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