2012 Fiscal Year Research-status Report
生体肝臓移植を受けたレシピエントの退院後の自己管理支援プログラムソフトの開発
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24659987
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
赤澤 千春 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70324689)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺口 佐與子 天理医療大学, その他部局等, 講師 (30434674)
西薗 貞子 大阪医科大学, 看護学部, 講師 (50458014)
山本 昌恵 関西看護医療大学, 看護学部, 助教 (70611599)
荒川 千登世 滋賀県立大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (10212614)
添田 英津子 慶應義塾大学, 看護学部, 講師 (70310414)
上本 伸二 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40252449)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 移植看護 / 生体肝臓移植 / 自己管理 / 支援プログラム |
Research Abstract |
課題1「生体肝移植を受けたレシピエントの退院後の自己管理支援のアルゴリズムの構築」 [方法]K大学病院で肝臓移植を受けた20歳以上のレシピエントにアンケート調査を行った。質問紙は一般属性、自己管理行動、価値観(生きがい尺度)を用いた。 [結果]回収率は72.7%であり、欠損のある者、脳死移植・ドミノ移植・再移植の者を除いた306名(有効回答率87.9%)を分析対象とした。属性と自己管理行動の関連では、「青年期・壮年期群」、「胆汁うっ滞性疾患の群」、「移植してから現在までの年数が長い群」、「ドナーが両親の群」で、自己管理行動がおろそかになっていた。また「中年期群」と「高年期群」、「肝細胞性疾患・腫瘍性疾患群」、「移植してからの年月が短い群」、「ドナーが子どもの群」で自己管理行動ができていた。また自己管理行動に影響を及ぼすと考えられる因子では、「家族からの支援」、「仕事の有無」で有意差がみられた。生き方尺度の能動的実践態度と関連のあった行動は「服薬」「手洗い」であった。自己創造開発と関連のあった項目は「服薬」「運動」で,自他共存と関連のあった項目は「手洗い」,他者尊重では「喫煙」と関連があった。 【結論】自己管理ができている群とできていない群の背景には年齢や疾患、ドナーの続柄などの特徴がみられた。自己管理ができている群では、「移植を受けたことの認知」や「ドナーに対する気持ち」が要因としてあがった。また自己管理ができていない群では、現在の年齢による「健康意識の低さ」、「移植を受けた時期」や「ドナーによる移植の受け止め方」、仕事をはじめとする「社会との付き合い方」が要因としてあがった。「服薬」と「手洗い」は自ら行おうとする思いが強いほど実践できていたが,「喫煙」は自己中心的であるほど,喫煙行動をとっていた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
自己管理行動の服薬、食事、感染予防、仕事、嗜好品、心理、サポート体制についてのアンケート調査を行った。その結果、自己管理行動には継続性や程度があり、それは原疾患、ドナーとの関係、移植を受けた時期、サポート体制、仕事の有無で違いが生じることがわかった。それらを踏まえて、自己管理行動プログラムの項目選定は基本画面として「年齢」「原疾患」「移植の種類」「ドナーとの関係」とし、自己管理項目として「服薬」「食事」「感染予防」「仕事」「嗜好品」、サポート体制については「サポート体制の有無」「意欲」などを想定できた。
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Strategy for Future Research Activity |
服薬、食事、感染予防、仕事、嗜好品、心理、サポート体制にについての詳細を分析し、アルゴリズムを抽出する。その後、自己管理と支援体制に基づいた自己管理支援プログラムを作成する
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
自己管理支援プログラムのソフト開発費に使用する。
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Research Products
(1 results)