2013 Fiscal Year Research-status Report
母親の清潔なおしゃれ意識とチャイルド・マルトリートメント予防に関する新機軸研究
Project/Area Number |
24660000
|
Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
安田 孝子 浜松医科大学, 医学部, 教授 (30377733)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保田 君枝 浜松医科大学, 医学部, 教授 (40331607)
尾島 俊之 浜松医科大学, 医学部, 教授 (50275674)
|
Keywords | おしゃれ意識 / チャイルド・マルトリートメント / 愛着 / 母子 |
Research Abstract |
平成25年度は母親のおしゃれ意識を調査する質問票の検討と子ども虐待予防のための方策の検討を行った。 子ども虐待予防の方策として、アメリカ合衆国で行われているヘルシー・ファミリー・アメリカの研修(平成24年度:The Healthy Families Pinellas、平成25年度:Corrective Attachment Treatment Training (修復的愛着障害療法技術)研修)を受けた内容をもとに浜松市における妊娠期からの家庭訪問を行った。子ども虐待の予防のために妊娠期からの家庭訪問を実施するケースのスクリーニングを行った。スクリーニング項目は、未婚である、若年である、経済的に困っているなどの15項目である。妊娠期は妊婦健診時に家庭訪問の内容の説明と家庭訪問を行うことの同意を得る、家庭訪問は母親と子どもの遊びを通しての愛着形成を促進するように計画し、浜松医科大学の医の倫理審査の了承を得た。家庭訪問の方法の研修や子どもの発達に応じた遊びの検討やおもちゃの作成を行った。 今後も家庭訪問のケースを増やしていき、実践を重ねていく計画である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
アメリカ合衆国における子ども虐待予防のためのHealty Families Americaの研修をもとにチャイルド・マルトリートメントの予防の方策のための検討は実施できたが、母親のおしゃれ意識の調査はまだ調査票の検討中であり、実施年度が遅れている。 浜松医科大学は助産学専攻科を大学院教育に改組する方針であった。そのための学生や看護管理者等へのニーズ調査、カリキュラム等の検討などの準備作業に時間を費やす必要があった。
|
Strategy for Future Research Activity |
母親のおしゃれ意識、母親の子どもへの愛着の程度、母子接触の時間、子どもの睡眠測定に関する調査票を作成し、静岡県の内のA市において調査を実施する。調査対象者は、①妊娠20~24週の妊婦、②出産後1か月の赤ちゃん訪問時の母親、③子どもの1歳6か月健診時の母親である。 チャイルド・マルトリートメントの予防のための妊娠期から育児期の家庭訪問の方法の精選を行い、ケース数を増やしてく予定である。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
物品購入の都合上、収支が0円にできなかったため。 平成26年度分と併せて支出予定である。
|