2013 Fiscal Year Annual Research Report
入院中の乳児に付き添う母親の母乳育児の実態と母乳分泌維持促進のセルフケア行動
Project/Area Number |
24660009
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Research Institution | Nagano College of Nursing |
Principal Investigator |
塩澤 綾乃 長野県看護大学, 看護学部, 助教 (20551435)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 嘉子 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (80295550)
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Keywords | 乳児に付き添う母親 / 母乳育児 / 母乳分泌維持促進 / セルフケア |
Research Abstract |
入院中の乳児に付き添う母親の母乳育児の実態および母乳分泌を維持促進するためのセルフケア行動を明らかにすることを目的に、A県内の小児科病棟を有する医療3施設に依頼し、1次調査では、1歳までの乳児に付き添う母親に倫理的配慮のもと、アンケート調査を行なった。調査内容は、付き添い中の生活環境、家族支援状況、健康状態、乳房状態、母乳育児状況、母乳育児に関する困り事の有無、付き添い中2日間の生活状況など。調査用紙は50部配布、31部回収し、欠損回答を除く30部を分析した。 結果:付き添い生活中の母乳分泌量や乳房状態の変化、母乳育児に関する困り事や付き添い環境の不便さ、母親が自覚する身体不調症状、ストレス内容およびバランスの偏った食事摂取状況が明らかとなった。付き添い中の母親が母乳育児を継続するには、生活環境の整備と専門的な支援が必要と考えられた。 2次調査では、1次調査でインタビュー調査の協力に同意の得られた母親11名に対して半構成的面接を行なった。調査内容は、付き添いをしながらの母乳育児に対する考え、付き添い生活中の気持ちと母乳分泌との関係、付き添い中の生活行動および体調と母乳分泌の関係、母乳分泌維持促進のための心がけや工夫、適切なセルフケア行動が取れている場合の影響要因または阻害要因について。インタビュー内容は逐語録に起こし、質的帰納的に分析した。 結果:付き添い中の母親の母乳育児に対する考えには、【今後も母乳育児を継続する】【子どもの成長を考える】などがあった。付き添い中の母乳育児に伴う心理状態では、【子どもの現状を受け入れる余裕がない】【思い通りに母乳を与えることができない】などがあった。これらのことから、乳児に付き添う母乳育児中の母親のストレス軽減に対する支援や母乳育児継続のための精神面でのサポートが必要と考えられた。
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Research Products
(4 results)