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2014 Fiscal Year Annual Research Report

育児困難な乳幼児と保育者のコミュニケーションの進展

Research Project

Project/Area Number 24660027
Research InstitutionKansai University of Nursing and Health

Principal Investigator

門脇 千恵  関西看護医療大学, 看護学部, 教授 (50204524)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐々木 和義  早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (70285352)
曽我部 美恵子  関西看護医療大学, 看護学部, 教授 (10299828)
齋藤 啓子  関西看護医療大学, 看護学部, 講師 (50552105)
伊木 智子(伊木智子)  関西看護医療大学, 看護学部, 准教授 (50331202)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywordsビデオ撮影 / 親子 / 相互作用 / コミュニケーション
Outline of Annual Research Achievements

ASD児に対する支援に於いて早期発見は重要な意味を持つ。本研究では保護者が自身の子供のことが「少し気になる」と感じた際に、客観的に自身の子供のコミュニケーション能力を把握するための手がかりとなるものを提示することを目的とする。
[方法]対象者:就学前の健常児11名(男児:6名 女児:5名)の親子と就学前の自閉症スペクトラム児(ASD)3名(男児:3名)の親子。期間:平成26年11月上旬~平成26年12月上旬。場所:実験協力者の希望で撮影場所を定めた。1)ビデオ撮影:親子は並んで椅子または床に座り,お互いが見合えるように設定した。テーブルの上に置いた遊具で遊ぶ場面とおやつを食べる場面を三脚にビデオカメラを固定し,数メートル離れた位置から各々の場面を連続して約20分間撮影を行った。
[分析]録画ビデオを繰り返し再生し,親子の相互作用がみられる行動をカウントした。観察項目は,アイコンタクト,微笑みかけ,身体接触,共同注視,話しかけとターンティキングを選定した。遊びの場面とおやつの場面で対象児がおやつに触れてからそれぞれ3分間の行動に関して計測、分析を行った。
[結果]健常児群とASD児群間における各項目の生起回数の有意差をマン・ホイットニーの検定にて求めた。おやつとおもちゃの両場面の「ターンティキング゙」に於いて健常児群がASD児群よりも有意に多かった(p<.05)。また,おやつ場面の「アイコンタクト」に於いて健常児群がASD児群よりも有意に多かった(p<.01)。また,おもちゃ場面の「共同注視」とおやつ場面の「話しかけ」に於いて両群を比較した際には健常児群に有意傾向が見られた(p>.1)。「ターンティキング」「アイコンタクト」に関して健常児とASD児間に有意差が現れた。家庭用ビデオカメラを使用することで,安易な方法での診断資料となる可能性があると考える。

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Published: 2016-06-01  

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