2012 Fiscal Year Research-status Report
保健師の施策化能力の基礎となる「起業家マインド」育成プログラムの試案作成
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24660054
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | Ehime Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
田中 美延里 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 准教授 (00264903)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 保健師 / 施策化 / 起業 |
Research Abstract |
本研究の目的は、保健師教育における「起業家マインド」育成プログラムの開発に向けた試案を作成することである。平成24年度は、研究目的に基づく活動事例調査の準備として、文献検討、活動事例の情報収集・整理、調査計画の検討を行った。 1.文献検討:「保健師の施策化」「保健師の起業」に関して、文献データベースの検索システム等を用いて文献検討を行った。その結果、「保健師の施策化」については「政策形成能力」、「保健師の起業」については「ソーシャルビジネス」という概念の重要性が見出された。 2.活動事例の情報収集・整理:「開業」「起業」「保健師」等を用いた新聞記事検索、論文データベース検索、インターネット検索により、開業保健師・起業家保健師に関する情報収集を行い、活動事例を整理した。具体的な活動内容が把握できた事例のほとんどが既に商業誌の特集等で紹介されていたため、開業保健師の集いに参加し情報収集を行った。平成25年度は学術集会や職能団体の研修会で紹介された活動事例の追加を行う予定である。 3.調査計画の検討:日本の開業保健師9名を対象に起業動機・起業準備・現在の活動を明らかにした研究論文の公表を受けて、研究目的に基づく調査方法について検討した。活動については、既存の行政サービスをふまえて、地域に埋もれているどのような課題を解決するために事業を起こしたか、プロセスとして捉える必要がある。平成25年度は活動事例3~4例の調査を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新聞記事検索でヒットした記事のほとんどが既に商業誌等で紹介された活動事例であり、新たな事例を発見することが困難であった。 日本の開業保健師9名を対象に起業動機・起業準備・現在の活動を明らかにした研究成果が2012年に公表されたため、対象事例の条件を再検討する必要があった。 また、2012年は9月に開業保健師の集いが初開催され、その後、一般社団法人日本開業保健師協会の設立、2013年3月に第2回の集い開催など、組織活動が急展開した一年であった。そこで、団体の動向を把握し、研究目的に適った具体的な調査計画を立案するため、情報収集とネットワークづくりを優先した。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度に把握した開業保健師の活動事例の情報整理とソーシャルビジネスに関する文献検討等により、調査対象の条件とインタビューガイドを検討し、研究計画を立案する。 所属機関の研究倫理委員会に研究計画を提出し、承認を得てから事例調査を開始する。 25年度に3~4事例の調査を行う予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
物品費は主にソーシャルビジネス関連図書購入のために使用する。 旅費は主に開業保健師の活動視察とインタビュー調査を実施するために使用する。活動拠点は全国各地に及ぶ。 謝金は調査協力費として使用する。組織に所属している看護職よりも調査協力費が高額になることが予測される。 その他、インタビューの逐語記録作成のために研究費を使用する。
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