2013 Fiscal Year Research-status Report
グループホームにおける安全な服薬を目指した向精神薬使用の評価表開発
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24660063
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Research Institution | Sugiyama Jogakuen University |
Principal Investigator |
大嶋 光子 椙山女学園大学, 看護学部, 講師 (60587012)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒井 淑子 椙山女学園大学, 看護学部, 准教授 (80345983)
熊沢 千恵 椙山女学園大学, 看護学部, 准教授 (00216730)
肥田 佳美 椙山女学園大学, 看護学部, 准教授 (10587017)
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Keywords | 向精神薬 / グループホーム / BPSD / 副作用 |
Research Abstract |
平成25年度の計画としてグループホーム―管理者からのインタビュー調査を行い、実際にどんな知識が不足しているのか、どの程度の理解を深めたいのか、またスタッフの理解度がどの程度なのかについて結果が得られたので、実際に研修を行った。研修内容は向精神薬の知識、副作用、管理方法、使用時の観察の視点、非薬物療法へつなげる方略などをテーマに120分行った。グループホーム協議会の協力を得て、受講者を募集した。その結果、受講者は総数300名であった。研修後のアンケート協力をお願いし、回答したのは164名(回収率54.6%)であった。その内訳として、介護福祉士42%(104名)、ヘルパー37%(91名)看護師6.1%(15名)その他14%(34名)であった。研修内容が理解できた83%(249名)、向精神薬の知識に広がりができた87%(261名)の回答があった。特に看護職は100%理解でき、知識も広がり、研修効果が高かった。理解できない、知識が広がらないと回答したのはヘルパー職に多かった。 この研修を通して、薬物療法、向精神薬を理解するには基本として脳の構造と働き、疾患の理解などの知識が多少必要であることがわかった。グループホーム職員に対して向精神薬の知識や理解の底上げをしていくには職種別に医学的知識や医療用語の理解に差が大きいため、研修をステップアップ式に行う必要があることがわかった。看護職は服薬に関して強い責任感を持ち、その知識を高めていく必要があることを意識している。よって各施設の教育を担っていく役割が行なえると考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成25年度の計画通り、グループホーム職員に対して研修会を開催し、300名が受講した。また次年度の計画である個別に施設で行う研修に28施設の同意が得られている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は同意の得られた施設を個別に訪問し「認知症BPSDの薬物療法の観察視点(仮称)」について研修会を開催する。事前にアンケート用紙を配布し、理解度の把握を行い、研修内容を受講者に合わせる。研修では事例を教材化し、示す。受講者はそこで試作版チェックリストを用いて、向精神薬の使用に関する事項を確認する。その後、意見を収集し、改訂版チェックシートを作成する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研修会開催場所を公的施設で行う予定で会場費を準備したが、グループホーム協議会の関連施設を借りられたため、経費がかからなかった。 今年度は個別にグループホームを訪問し、研修を行う予定である。その際に使用する教材を開発し、作製する一部に補てんする。
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