2013 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者における体動計の1年連続装着に基づく身体活動パターンと免疫機能の関係
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24700773
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Research Institution | Okayama Prefectural University |
Principal Investigator |
綾部 誠也 岡山県立大学, 情報工学部, 准教授 (80407238)
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Keywords | 日常身体活動 / 免疫 |
Research Abstract |
平成25年度は,月に一度,体動計のデータのダウンロード作業,電池の交換を継続して行う.測定開始から12ヵ月後に体動計を回収し,身体活動パターンの測定を終了した.同時に,免疫機能の測定を行った.免疫機能のマーカーとして,T細胞活性(CD3, CD4, CD8),NK細胞活性(CD16, CD56),好中球代謝活性(貪食能),PHAによるリンパ球幼若化活性,Con-Aによるリンパ球幼若化活性,唾液中分泌型IgA,血清グラニュライシン(細胞傷害性T細胞・NK細胞由来抗菌物質),血清サイトカイン(IL-2, -4, -6, -10, -18, TNF-α, IFN-α, IFN-β, IFN-γ) などであった. 身体活動のデータについては,以下の手順で分析した.高齢者の様々な生活状況を勘案し,体動計を単位時間あたり75%以上装着した場合にのみデータを採用し,下記の通り25%以上の欠損(主因は非装着)を含むデータは不採用とした.1日あたり7時~19時(12時間)のうち3時間以上の連続非装着,1ヵ月あたり約1週間以上の連続・断続非装着,1年あたり約3ヵ月間以上の連続・断続非装着.身体活動の量(歩数)と質(中強度活動時間):毎日の歩数と中強度(安静代謝の3倍)以上での活動時間について,1年間の平均および変動係数(年内変動の指標),月ごとの変動係数の平均(日間変動の指標)および月ごとの平均の変動係数(月間・季節間変動の指標)としてまとめ,種々な健康関連変数との関係を調べた.
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Research Products
(2 results)