2013 Fiscal Year Research-status Report
骨免疫学的アプローチによる骨形成を促進する食品成分の探索
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24700805
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Research Institution | Aomori University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
乗鞍 敏夫 青森県立保健大学, 健康科学部, 助教 (40468111)
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Keywords | 骨粗鬆症 / 骨芽細胞 / 分化 / 糖尿病 / 食品成分 |
Research Abstract |
【背景】正常な強度を持った健康な骨組織は、骨形成と骨吸収がバランス良く行われて維持される。骨を作る細胞が骨芽細胞であり、骨を分解する細胞が破骨細胞である。骨粗鬆症は、骨吸収と骨形成のバランスが崩れ、骨量が減少することで生じる疾患であるため、日常の食生活でそのバランスを正常に保つことができれば、予防が期待できる。糖尿病が骨粗鬆症の危険因子になるという疫学研究が報告されているがその作用メカニズム、さらには食品由来の予防成分については、いまだその詳細が明らかとされていない。 【目的】グルコース代謝産物によるメイラード反応物および骨芽細胞を用いた糖尿病由来の骨粗鬆症モデルを用いて、骨粗鬆症を予防する食品成分を明らかにする。 【結果】骨芽細胞を用いた糖尿病由来の骨粗鬆症モデルの作成に成功した。このモデルを用いて、食品成分(約30種類)の機能性をスクリーニング評価を実施したが、いまだに有効な食品成分は明らかとなっておらず、現在も継続してスクリーニング評価を実施中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
多数の食品成分を用いてスクリーニング評価をしているが、予想に反して期待する生理機能を有する食品成分が見いだせていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画はやや遅れが生じているが、想定の範囲内であり、若干の変更を伴う可能性があるが、引き続き研究計画を遂行する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
おおむね計画通りの予算執行であるが、小額の残金が生じたため次年度への繰り越しとした。 次年度の研究計画を遂行するために活用する。
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