• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2014 Fiscal Year Annual Research Report

英語多読研究における調整変数分析

Research Project

Project/Area Number 24720267
Research InstitutionTokiwa University

Principal Investigator

中西 貴行  常磐大学, 人間科学部, 准教授 (10406019)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywords多読 / 英語教育 / メタ分析 / 調整変数分析
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、過去に行われた英語多読研究を「メタ分析」を用いて統合し、英語多読効果の検証を行った。過去2年間に収集した多読に関する約200以上の先行研究をもとにし、Norris & Ortega(2000)がL2 instructionを対象とし、49の先行研究をメタ分析を通して行ったように、多読に関する先行研究の結果を統合した。そして、効果量によって全体的な効果を検証し、調整変数分析により細かな点を明らかにした。その結果をもとにより細かな提案を行った。
研究結果として、学習者の年齢、学習期間などを変数として多読の効果の違いを見ていった。その中で、Lipsey & Wilson (2001)に基づき、まずグループ分けとして実験群と統制群のあるグループ(A)、そして、統制群なしで実験群だけのグループ(B)の2回に分けてメタ分析を行わなければならなかった。最終的に残った研究は、34でその中から43の効果量を導き出した。被験者数は、3,942人となり、単独の研究とは比較にならないほどの被験者数を集めることができた。統合の結果、Cohen(1988)による基準では、d =.20は効果量が小さく、d =.50は中、d =.80は大となり、この基準をもとにそれぞれの効果量を見ていくと、Aグループでは、d = .46で中の効果、Bグループでは、d = .71で大の効果を示す結果となった。これを受けて、多読の効果を少なからず示すことができた。この研究の中で出てきた課題として、小、中学校の生徒の被験者が少ないということが顕著となった。ある一定の年齢から多読を始めた場合や、継続期間による違いなど今後も調べるべき変数が明確になったことは、今後の研究に役立つものと思われる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2014

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Evidence from pre-post design extensive reading research: A meta-analysis.2014

    • Author(s)
      Takayuki Nakanishi
    • Organizer
      17th World Congress of the International Association of Applied Linguistics (AILA)
    • Place of Presentation
      Brisbane, Australia.
    • Year and Date
      2014-08-10 – 2014-08-16

URL: 

Published: 2016-06-01  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi