2013 Fiscal Year Research-status Report
汎用性の高い技術におけるイノベーションの発生のプロセス
Project/Area Number |
24730308
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
清水 洋 一橋大学, 大学院商学研究科, 准教授 (90530080)
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Keywords | イノベーション / ジェネラル・パーパス・テクノロジー / 技術のトラジェクトリー / サブマーケット |
Research Abstract |
本研究プロジェクトは、汎用性の高い技術(General Purpose Technology)において、イノベーションが基幹技術において起きるか、その技術の応用先で起こるのかを、産業構造のあり方から明らかにすることを目的としている。 平成25年度には大きく次の3つの点に注力し研究を進めてきた。第1点は、これまで行ってきた半導体レーザーにおける日米の比較の研究の発表と学術誌への投稿である。これは一橋大学イノベーション研究センターのワーキングペーパーとして発表するとともに、学術誌への投稿を行った。これは現在、査読中である。第2点は、本研究プロジェクトを遂行する中で得た他の研究者からのフィードバックを基にした研究者の生産性の研究である。博士号を持った企業の研究者の生産性についての研究を行い、台湾で行われたAsia Pacific Innovation Conferenceで発表を行った。第3点は、スーパー繊維についてのケース分析である。これは平成26年度の6月には公表することが可能なまでに仕上がってきている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
国際ジャーナルへの投稿、ケースの進捗、また、新しい研究プロジェクトの立ち上げを平成25年度に全て行えたのは大きな進展であった。また、本研究プロジェクトの書籍化へ向けての動き出しも始まった。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は、計画通り繊維のケースの分析を進めるとともに、本研究プロジェクトをまとめるための書籍化も推進する。また、本研究プロジェクトからのスピンオフとしてスタートした新しい研究プロジェクトを進めていく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
予定していたアルバイトの業務が終わらなかったため。 平成26年度中にアルバイトの業務が終わる予定である。
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Research Products
(2 results)