2014 Fiscal Year Annual Research Report
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24730318
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| Research Institution | Shujitsu University |
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Principal Investigator |
江 向華 就実大学, 経営学部, 准教授 (60582393)
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2012-04-01 – 2015-03-31
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| Keywords | 中国企業 / 成長戦略 / 国際比較 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、多角化戦略を中心とした成長戦略の視点から、中国大手製造業の成長過程とその特性を現地企業へのインタビュー調査および資料調査を通じて明らかにするのが目的であった。しかし、中国の巨大製造企業が必ずしも成長過程を経ていないため、本研究は①先進経済と新興経済の相違②経済体制の相違という2つの視点に着目して、大企業に関する既存理論の前提を再検討するとともに、中国大手製造業の成長と制度のダイナミクスを分析した。
平成26年度の研究計画は、引き続き中国巨大製造企業を対象にし、(1)研究のまとめ及び理論の精緻化、(2)中国企業の特性の分析、(3)研究成果発表の3つを予定していた。研究成果の概要は以下にまとめる。
(1)中国企業に対する分析視点について(研究計画(1)と関連する)。まずは、大企業を前提にした企業戦略論を概観した。次に、関連する諸理論や先行研究をレビューし、これまでの戦略論は大企業になるための方策であったと理論を整理することで解明した。つまり、これまでの企業成長戦略研究に関する既存研究の分析視点は、先進経済と新興経済の相違に着目した研究が多かったが、本研究の分析視点は(1)先進経済と新興経済の相違、(2)経済体制の相違に着目した。
(2)中国巨大製造企業のダイナミクスの特殊性について(研究計画(2)と関連する)。これまで体系的に議論されていなかった中国大企業のダイナミクスを解明するために、中国大手製造業を類型化し、各類型の企業行動の特徴やパフォーマンス、保有する経営資源の変化を比較することによって、「競争を通じた成長プロセスを経ない大企業」を抽出し、その特徴を解析した。これは本研究の重要な発見の1つである。
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