2013 Fiscal Year Research-status Report
ドイツ知的障害親の会レーベンスヒルフェの地域史研究:特殊教育との人的連続性
Project/Area Number |
24730469
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Research Institution | Tokyo University of Social Welfare |
Principal Investigator |
高柳 瑞穂 (松本 瑞穂) 東京福祉大学, 社会福祉学部, 講師 (60588010)
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Keywords | ドイツ / 知的障害 / 親の会 / 歴史 |
Research Abstract |
平成25年度は勤務先が変わり、着任1年目で多忙だったこともあり、特にドイツ調査は実施できなかった。そのため平成25年度は国内にとどまり、ドイツ親の会の作業所の歴史の見直しや、日本の障害者作業所(特に親主導で立ち上がったもの)との比較考察等を行い、平成26年度以降の調査に備えた。 なお、新任校は夏季休暇が8月に3週間しかないため、当初予定していたような数週間にわたる現地調査は今後も実施できないと判断される。調査計画の見直しが必要であり、現在、見直し作業中である。具体的には、役場の公的なアーカイヴやクロニクルなど、休暇期間であっても調査可能な素材を中心に、インタビュー等を補足的に使用するような研究方法への変更を検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成25年度は勤務先が変わり、着任1年目で多忙だったこともあり、特にドイツ調査は実施できなかった。 また、新任校は夏季休暇が8月に3週間しかないため、当初想定していたような数週間にわたる現地調査は今後も実施できないと判断される。それゆえ、目下、調査計画を検討中である(具体的には「研究実績の概要」に同じ)。
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Strategy for Future Research Activity |
親の会レーベンスヒルフェの代表的な実績の一つに「保護作業所」がある。「保護作業所」という概念をドイツで初めて作ったのはレーベンスヒルフェであったと言われている。このレーベンスヒルフェの保護作業所の歴史を再整理したい。具体的には、誰の主導で設立されたものなのか、どのようなプログラムが実施されていたのか、レーベンスヒルフェや保護者が保護作業所にどのような役割や効果を期待していたのか等を明らかにする。なお、必要に応じて日本の障害者作業所の歴史も適宜レビューし、比較・考察を行う。 また、レーベンスヒルフェ「創設者」ムッタースが保護作業所をどのようなものとして想定していたのか、そのことと(親主導ではなく)専門職主導とも言える初期のレーベンスヒルフェの組織構成との関連性も検討していく。 最後に、上記の作業で明らかになったことをふまえて、当該研究計画の当初の目的である、ドイツの知的障害領域の医療・教育・福祉の戦前・戦後の「人的連続性」について考察する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度、ドイツ調査を実施しなかったため。理由は既に述べたとおり。 ドイツに1~2度行き、レーベンスヒルフェの作業所の歴史や現在の概要を明らかにする。文献調査をベースとし、インタヴュー等も補足的に用いる。1回あたり、1週間~10日ほどを予定している。
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