2014 Fiscal Year Annual Research Report
バイリンガルの言語産出における言語選択のタイミングについての研究
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24730624
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Research Institution | Kobe City University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
星野 徳子 神戸市外国語大学, 外国語学部, 准教授 (70609841)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | バイリンガル / 言語産出 / ERP |
Outline of Annual Research Achievements |
先行研究より、バイリンガルが発話をする際、1つの言語のみを使用しようとするバイリンガルの意図とは関係なく、発話に使用しない言語も活性化されていることがわかっている。しかし、バイリンガルが意図しない言語で発話をすることがほとんど起こらないのは、発話に使用しない言語を抑制したり、使用する言語にのみ注意をあてるからである。本研究では、言語産出課程のどの段階において、バイリンガルが言語選択を行うのか、言語選択のタイミングは言語の組み合わせによって異なるのかを調査した。具体的には、用字系が同じローマ字の言語組み合わせのバイリンガルと、用字系が異なる言語組み合わせのバイリンガルを対象に、時間分解能に優れた事象関連電位を用いて、英語での線画命名課題実験を行った。用字系が同じ言語組み合わせのバイリンガルの場合、音韻レベルでも両言語が活性化されているのに対し、用字系が異なる言語組み合わせバイリンガルの場合、前者のグループのバイリンガルよりも早い段階で言語選択を行っている傾向が見られた。
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