2013 Fiscal Year Research-status Report
理科教育における言語バリアとしての「学習言語」の研究
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24730733
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
内ノ倉 真吾 鹿児島大学, 教育学部, 准教授 (70512531)
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Keywords | 理科教育 / 学習言語 / アメリカ / 科学教育スタンダード |
Research Abstract |
平成25年度は、前年度に引き続き、 (1)文献調査では、学習言語研究に加えて、日本語教育(JSL教育を含む)、メタファー論、読み書きに関する 学習障害(例えば、スノウリング、2008)、科学の言語とジェンダーの問題(例えば、シービーンガー、2002)に関して、文献・資料の収集・分析を行い、研究動向を把握した。また、科学的な探究プロセス(特に、モデル化能力に着目して)の育成方法に関する文献調査も行った。 (2)国際比較調査では、学習言語という観点から、アメリカの科学教育スタンダード(National Scinece Education Standards, Next Generation Science Standards)、理科/ESL Science教科書の分析を行った。また、アメリカの全米科学教師連盟(National Science Teachers Association)を訪問して、スタンダードの改革状況、数学と英語(English Language Arts; ELA)の州共通スタンダード(Common Core State Standards)(3)フィールド調査では、鹿児島大学教育学部附属小・中学校、公立小学校・中学校での調査を実施できるように、問題内容や方法、時期などの検討を行った。また、鹿児島県の地域特性を考慮して、小学校の複式学級での調査も検討を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
アメリカの教科書分析に加えて、現地を訪問しての調査なども実施できている。また、学校現場での調査が実施できるような関係性も構築できている。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の研究計画に従って、着実に遂行する
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
フィールド調査の実施時期が変更になったため フィールド調査実施にかかる文献および印刷費、打合せ旅費として使用する
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Research Products
(4 results)