2014 Fiscal Year Annual Research Report
理科教育における言語バリアとしての「学習言語」の研究
Project/Area Number |
24730733
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
内ノ倉 真吾 鹿児島大学, 教育学部, 准教授 (70512531)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 理科教育 / 学習言語 / 語彙 / 文法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、科学的探究プロセスとメタファーという観点から、理科教育における語彙と文法という言語学的次元での学習言語を解明することを目的とした。 第一に、今日の理科教育論において、重視されている言語活動は、学習言語に関する認識が基底にあることを確認した。第二に、諸外国の動向として、アメリカの科学スタンダードや教科書では、学習言語に関する領域として「読むこと」や「書くこと」が重視されており、それらの活動を促進する手立てが考えられていることが分かった。第三に、小学生や中学生の説明的文章に見られる言語的な特徴の一端を明らかにした。 平成26年度では、特に、フィールド調査として、小学生3年生~6年生を対象にして、生痕化石の生成状況を記述する説明的文章調査を実施し、そこに見られる言語的な特徴の一端を探った。
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