2013 Fiscal Year Research-status Report
骨折リスク評価ツール・FRAXを取り入れた効果的な骨粗鬆症検診システム構築の研究
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24790604
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
飯野 香理 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40568896)
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Keywords | FRAX / 骨粗鬆症 |
Research Abstract |
本年度は、前年に引き続き例年実施している一般集団検診(青森県弘前市岩木健康増進プロジェクト)において情報収集を行った。平成25年度の岩木町健康増進プロジェクトは6月1日から6月10日まで連続10日間で行われた。対象者は、岩木町に在住する20歳以上の全住民である。このプロジェクトは胃癌健診などの一般検診に加えて、アンケート調査や骨量、体力測定などを希望者に行っている。プロジェクトの参加者は全住民の約10%(約1000名)である。このプロジェクトに我々は個別のブースを設けて連日ブース内で聞き取り式のアンケート調査を行った。アンケートは医学学生と医師による聞き取り式としており、各日3~4名が会場に参加して調査を行った。 具体的内容を以下に示す。 ①岩木プロジェクトは住民の移動が少ない地域で行っている。したがって今回で10回目であるが、継続して参加している割合が30%と高いのが特徴である。そこで、観察期間中に発症した骨粗鬆症性骨折歴を聴取。骨粗鬆症性か、外傷による骨折かを判別するために、骨折した経緯も詳細に調査した。②同時にFRAXの骨折率算出に必要なデータを同プロジェクトで収集した。具体的には、年齢、BMI、ステロイド使用歴、既往歴である。③全参加者の骨量を超音波骨量測定装置により計測。④全参加者の血清を後のマーカー測定などのために凍結して保存。 以上、研究遂行のために必要な情報収集を本年度も継続して行ったが、研究者自身が妊娠出産を経験したためにデータの解析や結果報告、論文作成は困難であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究者自身がH25年度に妊娠、出産を経験したため。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで同様に情報収集を行い、結果を学会発表、論文報告等によって公表する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究者自身が産前産後休暇を取得したため研究の継続がこの間困難であったため。 研究を速やかに再開し、情報収集及び結果報告等に残った研究費を使用する。
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