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2014 Fiscal Year Annual Research Report

気管支喘息における線溶系システムの関与と治療応用

Research Project

Project/Area Number 24790824
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

續 敬之  慶應義塾大学, 医学部, 共同研究員 (50445277)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywords気管支喘息 / uPA / PAI-2
Outline of Annual Research Achievements

気道上皮細胞モデルにおいては、BEAS-2B細胞においてIL-4とTNF-αによる刺激でEotaxin、RANTES、Eotaxin-3についてuPA濃度依存性に発現が有意に抑制されるという良好な結果が得られた。最終年度には、同モデルでタイムコースを作り、刺激後24時間の群でPAI-2が高くなることが示された。しかし、uPAの濃度依存性にPAI-2が抑制される結果は得られなかった。またGeneSwitchシステムを用いて、PAI-2遺伝子を導入したstable株の確立を試みたが、stable株は得られなかった。さらにPAI-2特異的siRNAの導入実験を複数のsiRNAを用いて行ったが、発現量を十分に抑制出来なかった。今後は異なる導入法や,異なる細胞系へのsiRNA導入実験を検討している。
動物モデルにおいては、Balb/cマウスのOVA喘息モデルにuPAを気管内投与したが、肺検体の定量ではEotaxin、RANTESの有意な抑制は示されなかった。また、小動物用気道内微粒子噴霧器マイクロスプレイヤーと、動物用呼吸解析システムflexiVentを用いて気道過敏性や気道抵抗、肺コンプライアンスの評価を行った。uPA高濃度群で気道過敏性の抑制傾向があったが、有意差は認めなかった。最終年度には、同モデルに対して、マウス肺におけるMUC5ACやTSLPの発現を評価したが、MUC5ACにおいてuPAによる抑制傾向があったものの有意差はなく、TSLPではその傾向は認めなかった。
PAI-2ノックアウトマウスの提供を米国UMMSのLillyラボに依頼したが,マウスに他のanomalyが発見され、PAI-2ノックアウトマウスを用いた実験は行えなかった.
今後は、ワイルドタイプマウスの血漿に着目しOVA特異的IgEの測定を行い全身的なuPAの炎症抑制作用を示したい。

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Published: 2016-06-01  

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