2013 Fiscal Year Research-status Report
妊娠子宮の収縮に対するプロゲステロン受容体の役割 ~陣痛発来機序の解明にむけて~
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24791728
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
藤田 太輔 大阪医科大学, 医学部, 助教 (90411371)
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Keywords | 妊娠子宮 / バゾプレッシン / オキシトシン |
Research Abstract |
我々は、妊娠子宮筋の収縮メカニズムの解析を行なっている。 GPR30と同様の7回膜貫通型であるバゾプレッシン受容体が妊娠子宮に高発現していることを新たに確認した。 バゾプレッシン受容体は妊娠初期から発現しており、妊娠後期に向けてその発現は維持されていた。一方、妊娠子宮の収縮に重要なオキシトシン受容体に関しては、妊娠初期の発現は認められず、妊娠後期に上昇していた。 子宮の部位別発現量を比較した。分娩後の弛緩出血で問題となる子宮体下部筋におけるオキシトシン受容体の発現は少なく、一方バゾプレッシン受容体の発現は有意に多いものであった。この知見から、切迫早産の治療としてのバゾプレッシン受容体をターゲットとした阻害剤の有用性や、弛緩出血時のアゴニストの有用性が示唆される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
妊娠子宮の収縮メカニズムを解析するために、ヒト子宮筋を用いてオキシトシン受容体、バゾプレッシン受容体の発現を検討し、有用な知見が得られているため。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年と平成25年に計画していた子宮筋細胞株におけるPR isoformの役割の検討とPR-A強制発現により変化する遺伝子発現の変化を DNAマイクロアレイとプロモーターマイクロアレイによる遺伝子解析を進める。
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