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2014 Fiscal Year Annual Research Report

加齢黄斑変性病態解明のための網膜色素上皮細胞のシート培養の確立

Research Project

Project/Area Number 24791867
Research InstitutionNagoya City University

Principal Investigator

加藤 亜紀  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60405157)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywords網膜色素上皮 / 加齢黄斑変性 / 移植 / ブルッフ膜 / タイトジャンクション / シート
Outline of Annual Research Achievements

3年間網膜色素上皮細胞シートの作製、およびその形態、機能の解明をしてきた。当初の予定通りに進んだ分野もあれば進まなかった分野もあるが、一定の成果は得られたと考える。まず得られた結果を述べる。
網膜色素上皮の分化マーカーの検討:継代回数によらず分化が誘導できるかを確認するため、経時的に回収した網膜色素上皮単層シートを処理して、ウェスタンブロットを行い、RPE-65発現を確認した。タイトジャンクションの検討:ZO-1, オクルーディンなどタイトジャンクションを構成する蛋白の免疫染色及びウェスタンブロットを施行し、その存在を確認した。また透過型電子顕微鏡で観察を行い細胞間のジャンクションの存在を確認した。ブルッフ膜様構造検討:網膜色素上皮単層シート表面の1型コラーゲン、4型コラーゲン、エラスチンの局在を免疫染色あるいはウェスタンブロットで確認した。また、走査型電子顕微鏡を用いて、シート表面の形態の観察し、これらのが発現していると思われるような形態を確認することができた。移植に向けての操作:得られたシートを網膜下への移植に用いるために培養皿から剥離し別の容器に移すことを可能にした。
一方で到達困難であった項目もあった。
リポタンパク・ドルーゼン様分泌物に関する検討:これらの検討に関しては、以前より研究している網膜色素上皮スフェロイドでも確認が困難であったためシートでも困難が予想された。シートは培養液の量の調整が難しく、分泌型の成分を観察するのは困難であった。走査型顕微鏡ではリポたんぱくたドルーゼン様分泌物がと思われるものを確認できることもあったがタンパク質の発現、内容物の発現を確認することはできなかった。しかし、これらの因子は現在当教室で行っている他の研究にもつながるため今後も検討を続けていきたい。

  • Research Products

    (1 results)

All 2015

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Structural Analysis of a Monolayer Sheet of Cultured Retinal Pigment Epithelial Cells with Bruch’s membrane2015

    • Author(s)
      Hideaki Usui
    • Organizer
      ARVO 2015
    • Place of Presentation
      Denver (USA)
    • Year and Date
      2015-05-03 – 2015-05-07

URL: 

Published: 2016-06-01  

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