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2014 Fiscal Year Annual Research Report

抗腫瘍性ケモカインBRAKを標的分子とする口腔癌へのテーラーメイド医療の導入

Research Project

Project/Area Number 24792261
Research InstitutionKanagawa Dental College

Principal Investigator

小澤 重幸  神奈川歯科大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (40434394)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
KeywordsBRAK / 頭頸部癌 / EGFR阻害剤
Outline of Annual Research Achievements

患者の個人差を考慮した治療法であるテーラーメイド医療は、分子標的治療法の導入により開発が進められている。乳癌の遺伝子診断に基づく検診や、ゲフィチニブの奏功に関与する上皮増殖因子受容体(EGFR)の変異検出が良い例である。我々が取り扱う頭頸部扁平上皮癌においても、EGFRからのシグナルが癌の病態悪化に関与することが明らかとなっており、EGFR阻害剤の投与が開始された。我々はこれまでに、抗腫瘍効果を示す分子BRAKがEGFRシグナルによって発現抑制されること見出し、BRAKを発現している細胞に対してはEGFR阻害剤が効果を示すことを見出した。また、BRAKの遺伝子発現が確認できない癌細胞群では、その理由として、BRAKのプロモーター領域がメチル化により不活化しており、EGFR阻害剤処理においても、BRAKの遺伝子発現回復による抗腫瘍効果は期待できないことが明らかとなった。このようさ細胞に対しては、脱メチル化剤を併用するとEGFR阻害剤が効果を示すことについても解明した。この結果は、BRAKのメチル化をマーカー分子とした、①メチル化を受けていない頭頸部扁平癌細胞ではEGFR阻害剤単剤、②メチル化を受けている癌細胞ではデシタビン (脱メチル化剤) とEGFR阻害剤の併用療法を行うといったテーラーメイド医療の可能性を示す。

  • Research Products

    (1 results)

All 2014

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 口腔癌の分子標的治療:抗腫瘍性ケモカインCXCL14のエピジェネティクス異常を指標としたセツキシマブ投与前評価の基礎的研究2014

    • Author(s)
      小澤重幸
    • Organizer
      日本歯科基礎医学会
    • Place of Presentation
      福岡
    • Year and Date
      2014-09-25 – 2014-09-27

URL: 

Published: 2016-06-01  

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